チャプリンのモダンタイムス


氷点下2度まで下がったけさの最低気温。大地は凍りつき、グラウンドゴルフはまるでコンクリートのグランドでやっているようなものだ。天気は下り坂、あしたは雪が降るかもしれないとの予報だ。


きのうの「季節の花めぐり」のこと。先日ラジオで冬芽・葉痕(ようこん)ウォッチの面白さを聞いていたので、先生にせっかくの機会だからぜひきょうの講座の飛び入りテーマでやって欲しいと頼んだら快くやってくれた。


                   

葉痕は冬に落葉した時、葉の柄が、枝に着いていた部分。従って、大きな葉ほど、葉痕も大きく、いろいろな形に見える。また、葉と枝との間にある養分や水分の通り道も、痕が残る。それが、葉痕の中にいくつかの点となって、樹によっては目鼻や口に見えたりする。葉痕のコレクターがいて、本まで出版されているそうだ。


この緑化センターで観察できたのは、オニグルミ、セイヨウトチノキマロニエ)、アジサイなどだった。自分の撮ったものより、先生の手持ちの資料の方がよく撮れていたので拝借した。



最低気温が氷点下になるような日にも1日1万歩のノルマは厳しい。携帯電話に歩数機能がついているおかげでプレッシャーがかる。ブログは毎日、ウォーキングは毎日1万歩とIT機器に振り回されている自分に対して戦前の映画チャプリンのモダンタイムスみたいだと冷やかす者がいたが、これには異議がある。


モダンタイムスは資本主義社会を生きる上で、人間は機械の一部分のように働かせられ尊厳が失われていることを笑いの中で風刺した映画である。自分は資本主義社会の中で生きてゆくために、毎日ブログを書かされ1万歩歩かされているのではない。自分のために自ら進んでやっているだけだ。”やらされる”のはつらいが、”自らが進んでやる”のはつらいこともあるが、それが楽しいのだ。