マッサンの波紋


暦の上では二十四節気の「雨水」。雪が雨に変わる頃であると同時に草木が芽生える頃で、昔から、農耕の準備を始める目安とされてきたという。きょうのような冷たい強風では、とてもでないが家庭菜園に出かける気にもなれない。四つ池の水面は、すり鉢の底状で強風も遮られ水鳥が北の国へ帰る準備でもしているようだ。


きのうの中日夕刊「夕歩道」欄。《 大丈夫!NHK朝の連ドラのヒロイン、エリーの口癖だよね。・・・以後数行続く。 続く登山番組。凍りつく雪の斜面に足跡を刻み付け、赤石岳の頂を極めると・・・以後数行続く。》毎朝7時半から15分間の連ドラ「マッサン」とその後15分間放映する「グレートトラバース」のことを同欄の筆者が語っているのだ。



こんなところにも仲間がいたかと思うと、嬉しくもあり、安堵の気持ちさえ沸いてくる。他人と同じことをしていれば安心できる日本人の証しだろうか。


このマッサンのテーマソング「麦の唄」は中島みゆきが作詞作曲で歌っている。番組開始以来きのうまで110数回この歌を聴いている。カミさんが麦畑のことを「♪むぎばたき むぎばたき」と歌っているのはどうしてだろうとつぶやいていた。自分も最初に聴いた時からずっと疑問だった。きのうネットで調べて「喉に刺さった骨が取れた」「♪麦は泣き、麦は咲き 明日へ育って行く」とのことだった。テレビの音響装置のせいか、耳の老化か? きっと、後者だろう。