同窓会現象


穏やかに晴れた早春の日と云った感じだ。草木の活動も勢いが増した。右の写真、ハンギングバスケットにビオラでも飾ってあるのかと見間違うほどだ。ウォーキングの道すがら、東名高速の側道に沿った工場の擁壁にある水抜きの穴からホトケノザが勢いよく鎮座している姿だ。この生命力見上げたものだ。


農作業の仕事初めの目安ともされている二十四節気の「雨水」からもう1週間が経つ。穏やかな陽気になったので畑を耕して牛糞を入れる作業に熱中した。ぎっくり腰ではないが筋肉痛だ。腰掛けるのが苦痛だ。これは、ヤバイ。日曜日から多治見の仲間とアンコールワット旅行なのだ。



海外旅行の前になると何かが起きる。去年の秋、欧州旅行から帰って1週間後にシンガポールに行く間、ストックホルムで拾ってきた風邪が治らず一度はシンガポール行をキャンセルすることまで考えたほどだった。出発前日に病院で携帯用の吸入器を処方してもらって行ったほどだった。


家庭菜園の向かいの家では、ヒイラギナンテンの黄色い花が今真っ盛り。ヒイラギは節分の時に魔除けの象徴。ナンテンは難を転じる象徴。厄除けに花を失敬したかったが、花は盗らず写真を撮った。これで、難が転じることを期待しよう。



今回旅行に行く仲間との新年会の席で「同窓会現象」が話題になったことがあった。それがどういう現象をいうのか、忘れたのでネット検索したら、出てこない。あまり一般的でないようだ。しかし、自分が多治見の連中とのブログに投稿したカキコ、「同窓会現象」が載っていた。ちょうど10年前のことだった。以下はそのコピー。


(略)参加者は男14人、女3人の計17人。つい先日お医者さんから同窓会現象の話を聞いたばかりなので、興味をもって観察した。先生のお説では実年齢と生理的年齢の差が25歳では±2、45歳では±6 55歳では±7 65歳では±8 75歳では±9 あるというのが「同窓会現象」ということだそうだ。



我々は63歳だから±7としよう。つまり70から56の幅である。ざっと眺めて63歳以上にみえる者はひとりもいない。全員55〜6から62〜3歳の幅の中に入る者ばかりである。これは当然の事だといえる。 こうやって出席できる者は健康で緊張感をもって充実した生活をしているからこそ。63歳の者を無作為に抽出して調べれば先生のお説のような結果が出ると思う。


だから、こんな統計なんかあてにならんという向きもあるかと思うが、それはその人の勝手。自分なりにこれを活かそうと思う人もいる. 来年の新年会に出る時も、プラス組に入らんようこれからの1年心身ともに充実したものにしようと決意を新たにした有意義な新年会だった。


あれから10年、±8のランクから±9のランクに上がった。今度の旅行に行くメンバー男女6人づつ12人で、実年齢よりプラスに見える者はひとりもいない。みんなきっと毎年新年会に出てプラス組に入らんよう決意を新たにしてきた賜物だろう。