人気書道教室


夏日が2日も続く。乾いた空気で過ごしやすい日だ。桜が散って立夏までのこの時季、周囲の景色がいっきに原色に近い彩になってきた。我らがグラウンドゴルフのホームグランド桜公園はつつじが満開だ。まるでレッドカーペットで歓待を受けてプレイするような気分だ。


春の嵐の試練にたった一輪で耐えた庭の牡丹も、この陽気で仲間が増えて賑やかになった。[立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」美人を形容するする言葉だが、去年カミさんが肥料をやったら今年は美しさが多少増したような気がする。女性も磨けば美しくなるうちが華だ。牡丹が咲くといつも思い出すのが「立てばパチンコ 座れば麻雀 歩く姿は馬券買い」わが青春の一ページを形容する言葉を思い出す。



毎週月曜の夕方から夜にかけて地域の公民館で書道教室を開いている。プロが夫婦で小学生から大人までを教えている。公民館の当番の日にその指導振りを拝見した。女性の先生は主に小中学生を教えている。技能的なこともさることながら、受講態度や”しつけ”にまでにも及んで非常に厳しい。無駄口をたたいている者、書道の道具を大事に扱わない者など厳しく叱責し、泣き出す子がいると「男だろう。泣くんじゃない!」と檄が飛ぶ。


「優劣をつけない」教育現場、事なかれ主義で過保護が横行している家庭。だから、この書道教室に人気があって午後3時から8時過ぎまで入れ替わり立ち代り受講者がやってくるようだ。この教室は学校や家庭になりかわって本来あるべき教育・躾を書道を通じて行っているのだろう。人気があることを称賛すべきか憂うべきか?