青春とは


今月の初めは日照時間が少ないことを嘆いていたが、このところの晴天続きでは一雨ほしくなる。畑の水遣りが大変だ。グラウンドゴルフのグランドが乾いてイレギュラーバウンドばかりして実力が発揮できない。雨の期待できない晩春から初夏への曲がり角の一日だった。


手入れの良く行き届いていたつどいの丘のきりしまツツジは見事だった。ウチの庭のツツジもやっと咲き始めた。何という種類のものか知らないが、植えて10数年経つ。これだけ乾いた天気続きでも早朝見るとみずみずしく感じる。保水力があるということだろうか?



「クマさんの日記」のブログは2006年6月から始めているが、それ以前の2005年1月の現役時代から多治見の仲間とのブログ「河童の湯」は続いている。そろそろ現役から退く者が出始めた10年ほど前のことだ。まだ現役で弁護士活動をしているM君が、リタイヤーした者たちに「夢も欲もない仙人になるな」とエールを送ったのが、サミュエル・ウルマンの「青春」という詩だった。


《青春とは人生のある期間を云うのではなく心の様相を云うのだ。 優れた創造力、たくましき意志、燃える情熱、怯懦(きょうだ)をしりぞける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心。こういう様相を青春と云うのだ。年を重ねるだけで人は老いない。理想を失う時に老いが来る。歳月は人の皮膚のしわを増すが、情熱を失う時に精神はしぼむ。》 以下省略




財界人の講演会などでこの詩が引用されることがあって、その存在は知っていたが,これほどまでに広く影響力のある詩であることはリタイヤーした後、ごく最近のことだ。兄ジョン・F・ケネディーへの弔辞に、この詩の一部を引用した弟ロバート・ケネディーのことなど。


きのうの日記で、昭和天皇とマッカーサの会見のことをカキコしながら思い出した。どこで聴いたのか、読んだのか記憶がないが、あの会見の時昭和天皇とマッカーサ―の写真が撮られた。教科書なんかに出てくるあの写真だ。撮影した部屋の壁にサミュエル・ウルマンの詩が掲げられていたそうだ。マッカーサーは講演会でこの詩を引用していたそうだ。翻訳され日経新聞でも紹介されて財界人の共感を呼び広く知られるようになったそうだ。


昭和天皇の誕生日のことから、サミュエル・ウルマンの詩「青春」が思い出された。