朝型勤務


今年初の真夏日。カラッとした暑さで吹き渡る風が心地よい。こんな日にこそ、梅雨に入る前のツツジサザンカの剪定をしておかねばと気合が入る。薫る風に頭を揺らすニゲラが静かな清々しさを感じさせる。


畑ではジャガイモ、ナスの花が咲き出した。ジャガイモはナス科ナス属で、両者の花どこか似たところがある。ジャガイモの花にもっと似ているのがワルナスビだ。このワルナスビ、家庭菜園の土手で6月頃になるとすごい勢いで繁殖する。淡い紫色の花畑が広がっているように見える。ナスやジャガイモも同じナス科だ。うっかり手に取ったとき、鋭いトゲが敵意をむき出しにしてくる。茎だけでなく葉の表裏にまで鋭いトゲが生えている。有毒でたちが悪い生態に付けられたネーミングだ。



きのうのクマさんの日記はけさ4時半に起きてアップした。麻雀を延長戦でやって、夜眠たくて仕方なかったためだ。この時期になると朝4時半頃には明るくなる。朝は頭がすっきりしていて仕事がはかどる。受験勉強も朝型だった。


ひと月ほど前のメイちゃんパパさんのブログ。安倍首相の肝煎りでこの夏から中央省庁で朝型勤務を行い民間にも奨励して行くことを紹介していた。出勤が7時半から8時半、退庁が4時15分から5時15分。 今回の試みは省エネ効果を狙うとともに、我が国は夜型勤務が多いため、欧米に比べて長い総労働時間や残業時間を減らすことも狙っている。



そんな中、既に朝型勤務を実施している伊藤忠商事の実例紹介記事が出たり、地元では刈谷デンソーがこの7月から9月にかけてテスト実施する報道がつい最近あった。


個人の作業で考えた場合、今朝のクマさんの日記のように前夜眠い目をこすりながらダラダラと作業をするより、朝早起きして切羽詰まった状態の方が集中力とスピードが出る。 そう考えると、この「朝型勤務」を試す価値はありそうだ。



子どもの頃、GHQから押し付けられたサマータイムのことをサンマタイムと云っていた記憶がある。日本独立とともに廃止になってしまった。占領時代ならともかく、この時世に全国一斉に実施なんていうことは難しいことだろう。サービス残業が増えるとか、保育園が朝早くからはひらいていないとか、クリヤーすべき点がたくさんあると思う。


参加できる個人から始まって、部署単位、事業所単位、地域単位などという具合に広がって行けば理想だろう。橋下徹のような独裁者がいたらいっきに進むだろうが・・・。


ゆうやけ時に/ 悠々とした時間が生まれる/ 友人と会える/ 遊ぶ時間が増える/ 家族と過ごす優しい時間ができる・・・・
政府による「夏の生活スタイル変革」キャンペーンのキャッチコピー。16日付日経デジタル版に載っていた。