三河湾展望ハイキング


朝のうちは予報がはずれて雲の多かった天気も10時を過ぎた頃からは軌道修正、青空が広がってきた。麻雀仲間のジャンプロさんをリーダーとしたご近所さん三人組で三河湾の展望がすばらしい豊川から蒲郡にまたがる山の縦走ハイキングに出かけた。上の写真はそのハイライト、五井山山頂から三河湾に浮かぶ蒲郡竹島だ。



豊川市蒲郡市に連なる宮路山脈の東端が宮路山(標高:361m)で西端が五井山(標高:454.2m)になる。我々の計画はこの宮路山から五井山を縦走して帰る約12kmのコース。途中休憩、ランチタイムを含んで約4時間半。


東名音羽蒲郡ICで降りて国道1号線を東進、名電赤坂駅前信号から山側に入って宮路山登山口第2駐車場までおよそ15分だ。



この入り口から宮路山の頂上まで約20分。間もなく傘寿を迎えるEさんを先頭にして一番若いジャンプロさんが最後尾でスタート。平坦な道や下り坂は順調でも、登りになるとEさんトシには勝てない。何度も何度も休憩。いつギブアップするか心配しながら、それでも頂上にたどりついた。


そういう自分も毎日ウォーキングをしているとはいうものの、平坦な道ばかり。山といっても、最近では生涯学習講座で行く猿投山か伊吹山くらい。若干の不安はあったがEさんには負けられないという気持ちで頑張った。



宮路山から五井山までの縦走路。片道約4km、1時間20分。 途中紛らわしい枝道分岐などもなく迷う心配はない。岩場、ガレなどの危険な個所もない。三河湾から吹いてくる海風が心地よい。マイナーな山にしては良く整備されたハイキングコースだ。


リーダージャンプロさんは身に着けるものから、装備品からビシッとキメている。昼飯にカップラーメンとおにぎりがいいと云って、湯を沸かすコンロまで用意してくれた。食後にはコーヒーをと云っていたが、肝心な水を車の中に忘れてきたあたりは、ホンマモンの山男にはイマイチかな。



五井山の山頂。眼前に広がる大パノラマがすばらしい。竹島が、クラシックホテルが、三河大島が、新幹線が模型のように見える。この景色を見ながらのランチは、いままでの疲れがいっきにフッ飛んでしまうほどだ。まさに至福の時。


しばらく映画館で映画を観てなくて、何かの拍子に一度観るとまた続けて観たくなる。こういう経験を何度も繰り返してきたのは自分だけではないと思う。それと同じように、苦労して頂上に辿りついたときのあの達成感、今回のハイキングでそれが蘇りまた手軽な所で行きたくなった。