蜜の味


梅雨前線が列島からなかなか離れてくれない。すっきりしない日ばかりが続く。おかげで真夏日からしばらく遠ざかっている。気がつけばきょう7日は二十四節気の「小暑」。本格的な夏を迎える合図だ。


ラジオ深夜便、きょうの誕生日の花はヒルガオと告げていた。ウォーキングコースの雑草地でいつも今頃から咲き始めている。今年はこんな天気続きでウォーキングもご無沙汰勝ちでまだお目にかかっていない。3年前のものが登場だ。薄いピンク色で花径5〜6cm。アサガオとちがって昼頃まで咲いている。一度に増えるので雑草扱いされている。



多治見のガキ仲間のブログ。小学校から大学まで一緒で大の仲良しの友人が作家稼業をしている友人からこんなメールがきた。みなさんなら、どういう返信メールをするか?とのカキコ。


「50年間、人生の喜びと悲しみを共にしてきた彼女と、調停や裁判の世話になることなしに6月3日、きっぱり別れました。嫌いで別れたわけではなく、むしろ深く愛していたにもかかわらず別れただけに、苦しみは想像以上で仕事は全く手につかず、毎日虚脱状態で過ごしています。彼女の名前ですか。田芭子です。田芭子と別れて改めて分かりましたが、老生のしょうもない小説の99%は田芭子が書かせてくれたものです。(後略)」



自分だったら、こう返信するとカキコ。「小生も3年ほど前に別れました。しかし、別れた後は貴兄ほどストイックな生き方はしておりません。 パーティーに出席した折に あちらの多葉子、こちらのケム子、はたまた碧眼のシガーなどつまみ食いをしています。


つまみ食いは蜜の味です。あまり深刻にならず、たまには蜜の味を味わってください。。貴兄は年金生活者と違ってつまみ食いも取材経費で落とせるからいいじゃないですか。」


なお、この作家稼業氏は実在の人物で、小説クラブ新人賞を受賞し時代小説、歴史小説の分野で活躍している。自分も彼の著書「竹中半兵衛」「黒田官兵衛」を読んだ。