負のレッテル


週末は梅雨明けを思わせるような真夏日が続いた。明けたきょう月曜は一転鉛色の雲に生ぬるい風で蒸し暑い。日が射しこんだり雨が降り出したり。今週は台風の上陸も予報されている。


週末土日のウォーキングはご近所さんとのレギュラー時間・コースから外れて早朝に別コースだ。いつもとは一味違った季節の移ろいに接することができる。


今月7日の「小暑」からほゞ一週間。ハスが咲き始める頃と云われる「小暑」。あざぶの丘公園の池では昔からのいわれ通り咲いていた。朝日が昇ってくる前、静かな池の中で咲いているハスには神々しさえ感じられる。まだ見ぬ西方浄土の池の中で咲く蓮の花とダブッて見えるのだ。一般的な「花」とは別世界のもののように思える。



あざぶの丘に行く途中の雑木林沿いのワイナリーの手前にクルミの木が2本ある。手が届きそうにもない高いところにゴルフボール大の実がたわわに稔っている。この実とあのごつごつしたクルミの実とどうしてもおなじものと思えない。


8年前の秋、その疑問を解くために高い所になっているのを失敬して来て実を割って納得が行ったことがある。その時の写真があった。下の写真だ。考えてみれば、ギンナンや栗だって同じなんだ。



   週末に思ったこと

「働いたら負け、返したら負け」の風潮が強いギリシャでは「借金を返さなくても許される社会」だろう。こんな国が共同体の中にいたらまとまるわけがない。もし東アジア共同体ができたとしたら、日本が細かい政策を中国と韓国と意見調整し、さらに彼らのエゴを聞き、彼らと妥協しながら政策を決めるのと同じ。まとまるわけがない。EUにしても東アジア共同体にしてももろ刃の剣だ。



民主党は政敵に負のレッテルを貼りつけることが好きらしい。安保関連法案を「戦争法案」「憲法違反」「徴兵制につながる」「強行採決」などと喧伝することにより、ワンフレーズで耳障りがいいからメディアも飛びつくし、国民に丁寧に説明することもなく訴えることができる。これも戦術のひとつと云えばそれまでだが・・・。


同党が来年の選挙の候補者を公募していると新聞で読み、公式HPをネットで開いた。公募ポスターにデカデカとこう書いてあった。「批判にさらされる。からだはきつい。収入は減る。当選の保証なし。しかも民主党だ」自らにも負のレッテルを貼りつけている。ご立派。