ストップザ「まっ いいか」


4日続きの猛暑日でいい加減うんざりする。ところが、ジジババ達はグラウンドゴルフともなれば、この暑さにもめげずスコアに火花を散らす。「火花」といえば又吉何某というお笑い芸人が芥川賞を受賞した作品だ。クマさんのきょうのカキコは「花火」だ。


先日の地域健康講座で認知症の進行度合いを自分でチェックするシートが参加者に配られた。「きょうの日付」をいうことからはじまり、「外出の機会が減った」とか「まっ いいか ということが多くなった」など10数項目あった。


「まっ いいか」が最近ホントに多くなった。数年前までは、豊田の花火も地元三好池の花火もご近所さんたちとよく見物に行った。おとといの日曜に行われた今年の豊田の花火は地元のケーブルテレビで中継するから「まっ いいか」で済ましてしまった。



我が家では毎年夏の土用が過ぎてカラッと晴れた日に3日3晩梅干しの土用干しをする。土用干しは梅だけかと思っていたが、昔は衣類や書籍の陰干しが夏の土用の時期に行われるのが年中行事だったらしい。


今年もきのう梅干しの土用干しをした。カミさんいわく。今年から梅干しは小粒なもので、量も少なくした。干すのも3日3晩はやめた。きょう1日で「まっ いいか」。


我が家は「まっ いいか」ウィルスに侵され始めた。夏の二大風物詩「花火」も「土用干し」も台無しだ。スポーツ観戦、音楽鑑賞と同様、花火も現場でライブで立ち会うことの素晴らしさがわかっているだけに「まっ いいか」で済ますのは始末が悪い。梅の土用干しも3日3晩丹精込めて仕上げたものの良さを知っているだけに「まっ いいか」で済ますとは如何なものか。


「まっ いいか」ウィルスはタチが悪い。完全に駆除は難しい。これ以上進行するのを抑えるのは本人次第だろう。ストップザ「まっ いいか」。