ネットの進化に追いつかない法整備


猛暑日続きで故郷多治見ではきのう29日の最高気温37.4度で日本一の暑さにランクインした。早速多治見の仲間のブログに「37.4度暑さ日本一おめでとう。 気味が悪くて身の毛がよだつような花で暑さを忘れてください。カラスウリの花です。今撮りたてのホヤホヤです。」と昨夜9時頃にウチの近くの雑木林で撮ってきたカラスウリの写真を添付して投稿。



このカラスウリ、7月〜9月にかけての日没後から開花して日の出前にはしぼむ。花弁は白色でやや後部に反り返り、縁部が無数の白く細いひも状になって伸び、直径7〜10cm程度の網あるいはレース状に広がる。こうした目立つ花になった理由は、受粉のため夜行性のガを引き寄せるためだと云われる。秋には長さ10cmほどの赤い実がなる。



今東京や大阪では外国人観光客のホテル予約がなかなか難しいそうだ。観光客が増えているからだ。そこで、注目されているのが一般家庭の空き部屋に泊まってもらう民泊だ。泊まる側では一般の日本人の生活に触れられるメリットがあり、貸す側にとっても収入が得られるのは魅力だ。


その民泊が手軽に実現できるサービスがこのところ人気を集めている。米国にあるそのサービスのひとつの例では世界190か国、3万4千以上の街で貸す人と借りる人をパソコンや携帯でつなげている。ちなみに東京で探すと千円台から1万円超までで5千円前後が多いと云う。けさのNHKテレビのニュースでやっていた。


こちらは、きのうの産経新聞電子版に載っていた記事だ。米国でスマートフォンを使ってハイヤーを配車するシステムを運営している会社が、登録された一般の車にも拡大して、客が近くを走る一般の車をみつけて利用するサービスも展開している。


客にとっては安い料金、ドライバーにとっては手軽な小遣い稼ぎが魅力だ。パリでは仕事を奪われるタクシー運転手の大規模なデモが起きたという。日本でも福岡で試験的に行った同様なサービスは、「白タク」に当たるとして国交省から中止を求められた。



インターネットの利用技術はものすごい勢いで無限に広がっている。供給側と需要側の利害さえ一致すれば何でも結びつけてしまう。法律が後追いしているというのが実情だ。「民泊」にはお金をもらって不特定多数の人を泊める行為で旅館業法の適用を受ける。「白タク」は道路運送法に抵触する。


インターネットの利用技術を操っている連中は、「とにかくやってしまえば法律が後からついてくる」そんな考えだろうか? 若い頃会社の雲の上の人に立案書持って説明に行ったとき、「これは法律がこうなっていてできません」と云ったら「君ぃ、法律を変えさせればいいじゃないか。法律を。」と一喝。なんだか、一喝された意味が半世紀後にわかったような気がする。