国会のくだらん議論


朝から全天厚い雲に覆われた一日。おかげでエアコンの世話にならずに一日が過ごせた。毎年のことだが、盆がすぎたこの時季になるとウォーキングコース沿いの土手や荒れ地に高砂ユリが一斉に咲き出す。民家の庭へも種が飛んでゆくのか、あちこちのお宅で見かける。台湾原産の帰化植物らしい。


夏枯れで殺風景な丘陵地の荒れ地に純白のユリの群生が潤いを添えている。




先日テレビのニュースでやったいた。参院安保法制特別委員会での質疑の場面。防衛省自衛隊が安保政策を大きく転換させる法改正に備え部隊行動などをあらかじめ検討する内部資料を野党議員が政府側に突き付け、「法案成立前の検討は許されない」などと批判して審議は紛糾、散会した。


防衛大臣は「国会審議中に法案の内容を先取りするようなことは控えないといけない」と答えていた。果たしてこんなことで国の守りは大丈夫だろうか?これが、民間企業だったら?法改正、ルール改正されてから企業の対応策を考えていたら企業間競争で負けてしまうだろう。



国民の安全や国際社会の平和を守る任務を背負っている防衛省自衛隊が部隊の行動などをあらかじめ検討しておくことは至極当然のことだと大臣には答えて欲しかった。


熊さん八っあんでさえ、ちょっとおかしいなと思うような議論はいい加減にして、安保関連法案によっていかに抑止力を高め、危機を回避するかの本質論を特別委員会でたたかわせてほしいものだ。