世に盗人の 種は尽きまじ


晴れ間もほとんどなく、時折スコールに見舞われるぐずついた天気の一日。朝のウォーキング中は雨もなく完歩。荒れ地に今年も帰化アサガオの一種マルバルコウが咲き出した。他の雑草に絡み付いてやがては秋の野を赤く染めるほど広がって行く。花は直径1.5〜2cm。11月頃まで咲く。


ウォーキング中の雑談の中で、ご近所さんのひとりが3.4年前に空き巣に入られた時の話に及んだ。勝手口の網戸を破られカッターでチェーンを切られ侵入された。大した被害がなかったので警察に届けなかったとのこと。「石川や 浜の真砂は 尽きるとも 世に盗人の 種は尽きまじ」石川五衛門の云う通りこの世から盗人がいなくなることはない。これでは防犯のボランティアからなかなか卒業できない、



人口1万9千人の三好丘地区の中の一地域であるわが街はおよそ960世帯2900人が住んでいる。去年1年間での犯罪被害は11件あった。今年は7月までで3件の被害件数だった。5月から7月まで3ヶ月連続被害ゼロだった。ところが、8月の盆を挟んだ1週間で3件の空き巣被害があった。


3件中2件は盆の帰省中にアパートの窓ガラスを割って侵入されたもの。1件は上記ご近所さんと同じで勝手口のドア網戸を破り、上下扉を下げて鍵を開けた上でドアチェーンをカッターで切断して侵入したもの。



地域の防犯組織では泥棒の手口を検証、そこから得た教訓、対策などをまとめて、会報の号外を発行、全戸に配布した。泥棒が動くとクマが忙しくなる。これでは困るのだ。クマが手持無沙汰だと街は安全・安心平和なんだ。


実をいうとウチの勝手口の扉の構造は、ご近所さんや今回の被害宅と同じものだ。夏はエアコンを入れているとき以外は寝る時も大抵上下扉を開けたままでカミさんに叱られることがよくある。会報の記事を書いた本人の家が被害に遭っていては立つ瀬がない。以後、心を引き締め、上下扉も閉めよう。