ひとり旅


先月末の”はしり秋雨”からとうとう”本秋雨”に入ったようだ。きのうの日曜は終日雨。きょうは朝から灰色の雲に覆われた一日。週間天気予報にお日様マークが見当たらない。おまけに、またもやダブル台風が列島を狙っている。


きょう9月7日の誕生日の花はコルチカムとラジオ深夜便が伝えていた。毎年彼岸花が咲く時分にウチに庭でもコルチカムが咲いていた。3年くらい前に絶えてしまった。ちょっと変わりモノで葉は出さずに開花して、花の後春に出てくる。有毒らしい。写真は4年前に撮ったもの。


自家用車、テレビ、電話、いずれも普及し始めた頃は一家に一台だったが、今ではひとりに一台が普通になった。こうした「ひとり傾向」が海外旅行にも見受けられるようになった。そんなことが先月末の朝日新聞デジタル版に載っていた。





JTB総合研究所が昨年海外旅行をした人を対象に調べたところ「一人旅」が23%と最多で、「夫婦のみ」21%、「友人・知人」20%、「家族・親族」20%と続いた。一人旅の割合は、ほぼ同じ規模で調査し始めた2001年の14%から増加傾向が続いている。一方家族・親族の割合は2001年以降減少傾向にあるという。


こうした傾向は趣味を深めるなど一つの目的に特化した旅が増え、一人旅用の安価なツアー商品が充実した。晩婚化が進み、未婚者が増えていることも影響している。と同研究所は分析している。




クマさんとしてはこの分析にクレームをつけたい。晩婚化という社会現象は否めないが、研究所が自社の商品企画を自画自賛しているような気がしてならない。本当はひとり旅派はもっと多いのではないだろうか?欧米への1週間〜10日間のエコノミーで行くツアーにひとりで参加するとなると1人部屋追加料金が5〜7万円は余分にかかる。


さりとて、自分でプランを作り、手配して、現地の言葉もこなして自由に行動ができるわけでなし。エージェントが作ったメニューに乗っかるより仕方のない”能なし族”はエージェント様の仰せの通りとただひれ伏すのみだ。



生活スタイルの違うふたりが1週間も寝食を共にすると、互いに気ごころの知れた友人・知人と云えども気を使う。さりとて夫婦の趣味が合わず、夫婦同行の旅は3回に1回程度。ひとり旅は気楽で一番いい。だが金がかかる。どうすれば安く行けるかの理屈は理解できても実行する能力がない。こんな人がけっこう多いのではないだろうか?クマさんもそのひとりだ。


そんなわけで、麻雀仲間を誘ってあさってから欧州旅行。ドイツ、フランスは迷惑な不法移民と間違えられてもいけないので、オランダ、ベルギーへ。日記は17日か18日までお休み