熊本地震で気づかされたこと


青空が広がり、空気も乾燥して快適な陽気になった。こんな日のグラウンドゴルフは暑くもなく寒くもなく、まさに快適なコンデションの中でのプレイだ。グランド周囲の桜がすっかり葉桜になってしまったことを除けば。



ソメイヨシノが葉桜になる頃、満開となるのが”緑の桜”といわれる「御衣黄(ぎょいこう)桜」だ。ウォーキングコースの東名高速の側道近くの休耕田の中に1本だけ、いま満開だ。花の色が高貴な貴族の衣裳の萌黄色(もえぎいろ)に近いためのネーミングとか。


花が咲いた時は緑色、その色はだんだんと薄くなり、黄緑色から黄色、やがて中心部が筋状に赤くなる。左下の写真は4月15日撮影。その他はきょう4月19日撮影のもの。



14日の夜起きた熊本地震、連日連夜の報道でクマさんなりに気づかされたこと。

●「今後30年以内に70%の確率で、M7クラスの南海トラフ地震、首都直下型地震がやってくる」と政府の地震調査委員会が発表した確率。「以内」という言葉を軽く考えて30年先のことだと勝手に解釈していたが「以内」の重要性に気づき、明日いや、きょうかもしれないと切迫した脅威であることに気づかされた。





●起きたとしたら広範囲にわたる南海トラフ地震や人口密集地であり国の中枢機能が集中する首都のことに耳目が集中することは当然ではあるが、全国各地に2千か所以上もあるといわれるローカルな活断層の脅威はニュースバリューがないためだろうか、メディアから置き忘れられていないだろうか?わがみよし市も「猿投−高浜断層帯」の上に乗っかっている。大丈夫だろうかと気づかされた。





●M6.5程度の地震が起きた後に、より大きな本震が起きるなど、この地震の発生も展開も不意打ちの連続で専門家も「前例がない」「わからない」と嘆く。地震の予知の道のりの遠いことに気づかされた。


●熊本にその生産停止によって世界規模の影響を及ぼすような自動車部品や半導体の産業の集積があることを、この地震により初めて気づかされた。それと同時に、2007年の新潟中越沖地震で被災した工場の部品の供給停止が教訓になりトヨタの特定メーカーに依存する部品供給体制の脆弱性が9年経っても改善されてないことに気づかされた。