ハンガリーという国

グラウンドゴルフをしていると汗ばむような夏日になった。天気は穏やかでも、わが心は動揺を隠せない。それというのも、パソコンの外付けハードディスクに入れておいた2011年以前のデータを、何かの拍子に全部消去してしまっていたことが判明したのだ。メーカーの相談室と遠隔操作の指導で探ったが結局は、「覆水盆に返らず」。


きのうのメイちゃんパパさんのブログが、来月国際交流協会で開くお国紹介がハンガリーで、そのプレビューだった。ハンガリー狂詩曲をバックにハンガリーを紹介するユーチューブや美しい景色の画像をまじえた内容だった。5年前のいまこの時期にツアーで首都ブタペストを訪れて、感動してもう一度訪れたい街だとブログにカキコしたほどだった。


昨年の1月生涯学習講座で「遠くて近い?中欧ハンガリーの文化」と題する2回の講座を受講した。20人の受講者で半数以上が中欧に行ったことのある人だがチェコオーストリアまででハンガリーに行ったことのある人は3人だけだった。日本から9千kmも離れた遠くて縁の薄い国でも行ってみて、講座を受講してみて我々が身近に感じる共通点が数々あるという印象を深くした。


そんなわけで、きょうの日記は、5年前の写真をひっぱり出して思い出に浸りながらハンガリー見聞記のカキコをしようとして準備を始めたら冒頭のデータ消去といった不始末が発覚した次第。写真のない見聞記なんて、クリープのないコーヒーと一緒。しかし、せっかく乗りかかった舟、クリープのないコーヒーでお茶ならぬコーヒーを濁すとしよう。



5年前の中欧旅行、その前の年の同じ時期に行った独、仏、英、スイスより日程が2日長いのにかかわらず旅費は相当安く、ホテルのグレードも高く、食事も前年ほど悪くなかった。これは、今回の宿泊地オーストリアの1人当GDPは独、仏などの先進国並みだが、チェコのそれはオーストリアの6割、ハンガリーは5割以下でチェコハンガリーの物価が安いからだろう。チェコハンガリーは経済力が弱いからEUに加盟していても通貨はユーロでない。資源の無い国が共産主義から自由主義に脱皮するもは容易でないということだろうか?


ブダペストの日本人ガイドさんの説明では、ハンガリーでは”貧富の差”とジプシー出身者に対する”差別”が当時大きな問題になっていた。そういえば、他国では見かけなかった”物乞い”の姿をブダペスト市内ではよく見かけた。今行けばシリアからの難民問題が一番大きい問題になっているだろう。


ハンガリーを身近に感じる共通点
1.言語。ハンガリー語は日本語と同様、人の名前を苗字、名前の順で表記する。年月日も年、月、日の順だ。
 メイちゃんパパさんのきのうのブログでのユーチューブでもやっていた。

2.温泉好き。2千年にもわたる温泉の歴史がある。水着で入る(これもユーチューブでやっていた)
 ブタペストのホテルの温泉プールに入ったが温度が40度以下で冷たく感じるほどだった。

3.ハンガリーの国民車は日本のスズキ
 ハンガリーに生産拠点がある。