ボタンの掛け違い


きのうからの続きの雨。日中は時々やみ間もあるものの終日雨模様でうすら寒い一日だ。世間ではあすから大型連休だ。年末年始よりも夏休みよりも、この大型連休の時期は旅行者の短期集中が激しいだろう。道路も鉄道も大混雑が予想される。”お不動様”を決め込んでいるサンデー毎日族には関係ないことだが・・・。
                               

そういえば、大型連休の日程を地域別にずらす案はどうなったんだろう?人出が分散することはいいが、全国展開する企業活動はどうなるかなどと異論が噴出していたなぁ。構想はついえたままだ。



朝食のとき、カミさんからシャツの「ボタンの掛け違い」を指摘された。これはボケの予兆だという。更に付け加えていう。人や物の名前がわからなくなったり、動作が段取りよくうまくできにくくなる認知機能障害になる一歩手前だと云う。偉そうに、そんなことを云われるのはシャクだが、証拠もある紛れもない事実だ。だが、「ボタンの掛け違い」によってサイレント夫婦に会話が生まれたのも事実だ。           


物理的な「ボタンの掛け違い」ではなく「男と女」「親と子」「上司と部下」「行政と市民」「国と国」それぞれの心理のズレと揺れ、いわゆる「ボタンの掛け違い」。これがなかったら、さぞかし泰平の世の中だろう。しかし、平和ボケの予兆になりかねない。


「ボタンの掛け違い」、物理的にも心理的にもマイナスイメージ一を抱きがちだが、人間関係のスパイス的効果になり得る側面があるのではないだろうか。”ほどほど”の程度であれば・・・。