地震問答


5月5日、暦の上では「立夏」。朝からの青空。はたして風に香りがあるかどうかわからないが、なんとなく季節の先触れを感じさせる南風だ。これが薫風というものか。だだっ広い桜公園グランドでグラウンドゴルフに打ち興じていると♪薫風薫る春5月 桜並木に佇めば・・・・で始まる高校の校歌が脳裏をかすめる。お天気キャスターが云っていた通りゴールデンウィーク中で一番の天気になった。


3月の初め、家庭菜園の土手のサクランボの木の花が満開(下写真)になって、本格的な春の到来を予感させた。それから2ヶ月。真っ赤な実がついた。例年だと実がついたと気づくと、すぐさま鳥に一瞬の間に食べられてしまい、写真を撮る機会を失していた。どういうわけか、今年は写真も撮れたし(右写真)実も取れた。甘くもなし、酸っぱくもなし。



熊本地震が起きて3週間になる。いまだに余震が続いている。多治見のブログ仲間に地震学者がいるので、余震がいつまで続くかとブログが賑やかだ。彼とは小学校の時からの遊び友達で名古屋工業大学の教授を退官後、一昨年に地震科学研究所を開設。「巨大地震は解離水の爆縮で起きる」という本を出版している。


地震の起きるメカニズムが世で云われている「プレートのひずみ」は間違っていて彼は「解離水の爆縮」と説く。数年前から聞いてはいたがクマさんのボンクラ頭には理解できないでいる。ブログ上で今回の地震に対する見解を問われて彼はこんなことを云っていた。



テレビに出て来て解説している地震学者は無神論科学から地球を診ていますので、藪医者か無資格医の診立てのようなものです。人体の構造を知らないで投薬しているようなもので、怖ろしいものがあります。歪(ひずみ)が開放されるのが地震なら、一回大きな開放があった後で千回も歪が開放されるのは、おかしいじゃない か、と患者に追及されます。
 

藪医者は「いや歪(ひずみ)が再配分されて、その歪を開放するのが余震ですから、まだ続きます。」と答えていますが、全然分っていません。二つの地震説の違いを表示しました。「親と子との地震問答」(近日中に出版される書籍)に使うページからです。   http://www.ailab7.com/setumeizu.pdf


地震は、たまった「ひずみ」が開放されることではありません。 一旦不安定になった解離層が、安定するまで余震は終息しないのです。


彼と一緒にスナックで歌を唄っている時だけは普通の人だが、いくつになっても”象牙の塔”の人には変わりない。