水遣り無用アサガオ


朝から降ったりやんだりで梅雨時の天気のようにうっとおしい。きょう開催予定の緑化センターでの「季節の花めぐり」、メインテーマは今満開の「ヒトツバタゴ」(なんじゃもんじゃ)だ。警報が出てない限り中止になることはない。迷ったが、結局”うっとおしさ”にかまけて参加取りやめとした。写真は去年撮ったもの。


学生時代によくやった、講義をサボっておいて去年の講義のノートを先輩からもらって試験勉強することを思い出した。去年の5月9日のクマさんの日記から一部抜粋。



《 先生の説明によると、ヒトツバタゴの本来の自生地は岐阜県東濃地方と愛知県犬山付近それに長崎県対馬(つしま)と珍しい分布形態だという。鳥が種を運ぶことにより、全国的に自生するようになったという。国の絶滅危惧種に指定されている。対馬のヒトツバタゴは国の天然記念物に指定されている。》


《 人間誰しも地元を身びいきしたい。ヒトツバタゴの本流は岐阜県東濃地方で、対馬は何かの間違いで渡って行ったものと思いたいが形勢不利だ。数年前に東濃地方の瑞浪市の自生地を訪ねたことがあるが、わずかな本数で保存状態もあまりよくない。一方、対馬は3千本も自生していて天然記念物に指定されている。おまけに、大陸から渡って来たと云うことになれば、対馬の方が大陸に近い。どうにも旗色が悪い。

遠くのまだ見ぬメジャーより、近くのマイナーの方が愛着が湧く。》



立夏を過ぎて、家庭菜園横の深さ50〜60cmの側溝の中でヒルガオがもう咲いている。ヒルガオアサガオヒルガオ科の花だ。せっかく、早々と咲き出したヒルガオアサガオにまつわる話がないものかと探していると見つかった。


アサガオとは男性用の小便器がアサガオの形に似ていることから云うのだ。高速道路のSA(サービスエリア)のトイレとか公衆トイレに並んでいる。その、SAのトイレが劇的に進化しているそうだ。2月末に開通した新東名の岡崎SAでは駐車場が満車で肉まん店に30人以上の行列ができているようなときでも、トイレに行列ができることが少ないという。4月初め頃の朝日新聞デジタル版に載っていた。



女子トイレ入り口に掲げられた「満空(まんくう)状況モニター」を見るとどこの個室が空いているか一目でわかる。これが、利用者を奥の空いてる個室に誘導する。手前のトイレばかり汚れたり壊れたりすることもなくなった。新東名のすべてのSAでこのモニターをつけた。


男子トイレには環境に配慮し、水を全く使わない「無水小便器」を導入した。アサガオに水遣りしなくても臭いを封じ込めるようだ。かつて「くさい」「床が滑る」と悪名高かったSAトイレは、約10年前の民営化を機に変わった。「立ち寄る」場所から「わざわざ出かける」場所になりつつあるようだ。