たかがマンホールのふた・・・


きのうと同様前夜から降り始めた雨が朝にはあがり、午後からは青空。ムシムシする天気だ。きのう6月22日の誕生日の花はシモツケだとラジオ深夜便で伝えていた。先月末に開かれた緑化センターの「季節の花めぐり」の際、満開で鮮やかなピンク色の花が印象的だった。これは、園芸種だからカレンダーと若干咲く時季のズレはあるだろう。夏の伊吹山で見た自生種とはちょっと趣が違う気がした。



写真は先月末に訪れた三重県賢島の町の中で見つけたものだ。真珠貝でもある「あこや貝」を埋め込んだ側溝のふただ。各地のマンホールのふたのコレクションの中に入れてもいいものか?どうしたもんじゃろのぉ?これも、「ご当地もの」観光資源の一つとして意義がある。せめて、町の名前でも入っていたらナァ。番外編に入れておくことにした。


ことほどさように、ひごろは目立たないマンホールのふたが、地域の魅力発信に一役買っている。1週間ほど前の朝日新聞デジタル版に出ていた。ふるさと納税の返礼品に町のゆるキャラを描いたマンホールのふたを追加した岐阜県池田町。同様に町のシンボル鐘を描いたものを追加した奈良県王寺町。4月以来前者で2件、後者で1件の申し込みがあったという。



マンホールのふたは、全国ほぼすべての市区町村に独自のデザインがあり、約1万2千種に上るという。全国28自治体ではご当地マンホールの人気に目をつけ、柄や由来を紹介する名刺大のマンホールカードを作り、4月から各地の市役所や下水道博物館などで配っているという。


都市インフラの質の向上に必要不可欠なマンホールのふた、どうせ必要なものなら本来の機能だけでなく付加価値をつけて設置する。それも地域ごとの特色を出して。いい発想だ。「ご当地もの」として人気が出れば観光資源としての可能性すら持つ。最近はモノクロでなくカラーが多くなった。たかがマンホールのふた、されどマンホールのふただ。