トルコのクーデター未遂に思う


学校が夏休みに入っても、梅雨の最中だと何ともサマにならないが、今年は梅雨が明けて夏休みになって関係者でなくてもほっとした気分になる。きょうも朝から夏の天気だ。今週は日記の冒頭に「梅雨明け」のことばかりカキコしてきた。二度あることは三度ある。週の3日目のきょうも一言。


いつごろか忘れたが、梅雨入りも明けも気象庁の発表が「・・・とみられる」として、断定しなくなった。そして先日の発表では「〇日ごろ梅雨明けしたとみられる」。「ごろ」と「みられる」の二重の予防線を張っていた。自信がないのではなく、クレーマーに対するガードだろう。国民の99%はどう表現されようが、気象庁さんからお墨付きをもらった感覚でいるのだ。クマさんの日記でもあえて「梅雨明け宣言」と断定調でカキコしている。気象庁さん気を使って大変だ。



朝から夏の天気の中、家庭菜園も夏の装いだ。どの畑でもナス、キュウリ、トマトが鈴なり。オクラの花が炎天下でも涼しげに咲いている。ホオズキの赤いちょうちんがぶら下がったような姿が愛らしい。この実の中に、外側と同じオレンジ色の球形の”ほんとの実”がある。                                


この実の中身を掻きだして皮だけにしたものを口にして鳴らすことを昔、女の子がよくやっていた。頬を突き出して、口の中で鳴らすことからホオズキのネーミングとか。東京・浅草寺ほおずき市は7月9日、10日だった。




トルコでのクーデター未遂事件。幕末の「安政の大獄」に重なって見えて仕方ない。勅許を得ないで米国との条約調印をした幕府への反発を井伊大老吉田松陰を死罪にしたのをはじめ連座した尊王攘夷派への大弾圧だったのだ。


一方、トルコでは軍の一部によるクーデター未遂に対し、政府は2万4千人にも及ぶ軍と司法関係者への粛清を行ったとけさの新聞は伝えている。クーデター失敗からわずか数日でこれほどの粛清を推し進める政権に恐ろしさすら感じる。


洋の東西を問わず歴史は繰り返すものだ。「桜田門外の変」につながった「安政の大獄」。エルドアン政権の大粛清が「アンカラの変」か「インスタンブールの変」につながり、エルドアン大統領がトルコの井伊大老にならなければいいが・・・。