どうなってまったんや名古屋の球団


エアコンの厄介にならずに過ごせた週末だったが、明けたきょうは朝からの蝉時雨が憂鬱さをいっそうかきたてる。それにしても、エアコンの音、IT機器の電子音の氾濫する今の世に「蝉時雨」とは何と美しい響きをもった言葉だろうか。暑さも我慢して大切にして行かねばならない言葉だ。「蝉時雨」。


そんな「蝉時雨」に似合う花が「百日紅さるすべり)」だ。7月中旬から約3ヶ月は咲いている。ウォーキング途上あちこちで咲いている。約100日間ピンクの花が咲くことから「百日紅」と書く。白い花の咲くサルスベリもあるが、それも「百日紅」と書くのかなぁ?


そんな時には「猿滑」とも書くかもしれない。”幹がスベスベで、猿も登れない”ところからそのように書く場合もあるそうだ。



「どうなってまったんや? 名古屋のプロ球団は。」サッカーも野球もだ。サッカーの名古屋グランパスエイトは土曜日の甲府戦に1−3で敗れ第2ステージ最下位に。年間順位は17位でJ2降格が現実味を帯びてきた。       


Jリーグ開幕時から参戦する10チームの中でJ2に降格したことのないチームは3チーム。その中の1チームという優等生グランパスが崖っぷちの危機なのだ。土曜日甲府戦のあったパロマ瑞穂スタジアム。試合が終わっても千人を越すサポーターが抗議の居残りを日付が変わっても続けた。きのうの中日社会面にデカデカと出ていた。



一方、ドラゴンズ。金曜日からのヤクルトとの3連戦。名古屋ドームではじめての3連戦、3連敗。しかも5位転落。ヤクルト戦にもかかわらず、3試合とも3万人以上の観客。ふがいない負け方ばかりでファンも怒るはずだ。土曜には試合後、ファンのヤジに激高した平田選手が一悶着起こしている始末。


球団創立80周年の今年、首位は無理としてもせめてAクラス入りはしてほしい。今のドラに何が欠けているか?レギュラーと控えのレベルの差がありすぎる。これは、中長期的な課題。短期的には、ヤクルトをクビになったオンドルセク投手を獲る。シーズン中にもかかわらずクビになった、あのむき出しの闘争心が欠けているから。


グランパスもドラゴンズも親会社がよすぎる。気前よく金を出すから選手のハングリー精神が欠け、闘争心がない。だから、ふがいない試合ばかりしてファンをがっかりさせている。やじ馬評論家は何とでも云えていいなぁ。