「高齢者」を意識した出来事


新しい週が始まるとともに月も替わった。もう8月だ。いつのまにか夜明けの時間が5時台に日没が18時台になった。次の日曜7日はもう立秋だ。ウチから眺められるヒマワリ畑がふたつあって、西側の方の畑は日の出の時間に眺めるとキラキラと輝いて美しい。


ヒマワリ、漢字では「向日葵」と書くから太陽に向かって花が動いて行くかと思っていたが、そうでもあるが、そうでもないらしい。実際に太陽を追って動くのは生長が盛んな若い時期だけで、つぼみが大きくなり花が開く頃には生長が止まるため動かなくなる。完全に開いた花は基本的に東を向いたままほとんど動かないらしい。



上の写真の一部をズームアップしてみると右のようだ。向日葵畑を上から目線で見ることはあまりない。こうしてみると、大体は東向きだが、けっこうあちこち向いて咲いていることがわかる。がってん。


土曜日、地域の夏祭り。スタッフとして狩り出された。スタッフ50数名のうち後期高齢者は自分を含めて3人。焼き鳥コーナーに配属された。足手まといになるのではないかと心配した。遠慮なく適当に休んでと周りのスタッフが皆気を遣ってくれた。気遣いに感謝するやら、老人扱いされることに対するやるせなさで複雑な心境の夏祭りだった。



先週もショッキングな出来事が起きた。あの相模原の障がい者施設での殺傷事件だ。メディアで色々報道されている中でクマさんが感じたことは3点。一つ目は歪んだ思想信条からの犯行として捉えるか、精神異常者、薬物依存者による犯行として捉えるか。


ふたつ目。「障がい」の表記を「障害」として「害」の字を含んだ表記にすることが、歪んだ思想に走らせる要因の一つにもなっていないか。「痴呆症」がいつのまにか「認知症」になったように変えられないものか。三つ目。容疑者の信奉する思想の行き着くところがユダヤ人であったように、最初の標的が障がい者で行き着くところが生産にも生殖にも能力のない高齢者に来ることが危惧される。


ことさらに「高齢者」を意識した先週の出来事でした。