玉音放送に思う


台風5号によるフェーン現象猛暑日が続く。きのうこの夏一番の39.7度で全国一番の暑さを記録した多治見。土曜日に引き続ききょうも所用で出張。午後3時過ぎの駅前。テレビカメラが数台並んでいる。高さ5m以上の温度計を狙っている。


温度計が40度を指してないかと、ヤジ馬根性で立ち寄った。焼けつくような日差しとフェーン現象による熱風。這う這うの体で退散した。



平成28年8月8日午後3時から10分にわたる陛下の「お言葉」。平成の玉音放送だ。昭和20年8月15日正午からの玉音放送と重なるところがある。どちらの場合もギリギリのところでの陛下の心情の吐露ではないだろうか。大きな違いは「人間天皇」と「神格天皇」の違いだろう。


10分間にわたる陛下の「お言葉」。民放が「お言葉」の途中にCMをはさんで流すような不謹慎なことをしでかすのではないかと心配したが、テレビ朝日でさえすべてをいっきに流したのを見てほっとした。


それにしても、「お言葉」を拝聴していまさらながら終身天皇という役割の重さを思った。それにひきかえ、定年のあるサラリーマンは気楽なもんだ。