夏がすぎ 風あざみ


先週からテレビのトップニュースは台風と大雨ばかり。この地はにわか雨がちょっぴり、田畑を潤すには程遠い。台風も大雨もなかなか身近なものに感じられない。


けさの日の出の時間5時20分頃。朝焼けの茜雲には圧倒された。不気味なほどの茜色、分厚い雲の塊。台風から飛んで来た雲に違いない。そんなところに、台風の接近が予感された。午後からは風の強さと生暖かさに予感が重なった。



♪夏がすぎ 風あざみ /  誰のあこがれにさまよう / 青空に残された 私の心は夏模様

8月も残すところあと3日。この時季には、やはりこの歌だ。井上陽水の「少年時代」。けさのラジオの番組でもリクエストがあって流していた。5年ほど前の小学校の同窓会。9月に開いて、自分が仕切った。思い出の写真のスライドショーのバックにこの歌を流した。


BGMを選曲するとき「風あざみ」とは何だ?「夢花火」とは?「宵かがり」とは?と役員会の雑談の中で質問が出た。答えはこうだ。「風あざみ」は夏から秋に花を咲かせるアザミ。風が吹いてそのアザミを揺らしている情景を表現したものだろう。あとのふたつはわからん。BGMだから意味はわからんでもいい。メロディーが感動を与えればええんだ。




リオ五輪メダルラッシュに沸き返ったこの8月。高校野球もかすんで見えた。経済雑誌では「今、名古屋が元気」などと書き立てられているがプロ球技のドラゴンズとグランパスエイトは沈みきっている。五輪フィーバーの陰に隠れて一休みしたとは思わないが、揃いも揃ってあのザマではそう思いたくもなる。


成績不振の責任を監督が取るのは球界の常識だろう。GM制度をとっているドラゴンズ。優勝を狙える戦力を現場に渡せないなら落合GMも解任されて当然。それが、なされていない。というのが大方のファンの見方でないだろうか。


監督就任してドラゴンズを日本一にさせたこと、GMに就任して大幅なコストカットを実現させた実績のある落合GMを擁護する白井オーナーの中日新聞本社内での人事問題に波及するだけにそう簡単にGM解任とはいかない様相だ。



グランパスについては、一般論として考えればドラゴンズより対応が早いだけまだマシでないだろうか。年間通算の順位が16位だからJ2降格を免れるのにあと一息だ。ボスココーチを監督に昇格させ、闘莉王の復帰を発表など素早く手を打っている。残りのシーズンで、J1残留と抜本的な組織改革を手掛けることが必要でないだろうか。