名古屋のア大会共催撤回に思う


リオ五輪夏の甲子園が終わり、城下町の「お盆バカンス」の明けた先月22日の月曜から数えて2週間だ。この2週間というものトリプル台風9号から11号に振り回され続けた。昼のニュースでトリプルに続く12号がやっと熱帯低気圧に変わったと伝えていた。とはいえ、今週は連日傘マークの予報が続いている。爽快な秋空が待ち遠しい。


ウォーキングの沿道の草むらにホシアサガオの群生が見られるようになった。花径1〜2cmの小さな花。帰化植物だ。もともと新暦と旧暦の関係で朝顔の季語が秋であるように、外来種アサガオでこのホシアサガオのように秋口から咲き出すものが多いようだ。



愛知県と名古屋市共催で2026年アジア大会開催地に立候補することを表明していたが、名古屋市がこれを降りた。と昼のニュースで伝えていた。外野席の観客、クマさんにしてみれば「名古屋城を木造にするだけが名古屋の魅力倍増につながらんぜぇも。もっと外向き志向でいきゃあせんとあかんよ」と云いたくもなる。


1週間ほど前の朝日新聞デジタル版に載っていた。名古屋市が6月、東京(23区)、札幌、横浜、京都、大阪、神戸、福岡に住む20〜64歳を対象にインターネット調査。どの程度行きたいか尋ねて指数化。名古屋は「1.4」。首位京都「37.6」の27分の1という結果。



「最も魅力的に感じる都市」に名古屋を選んだのは全体の3%で最下位。首位東京23区(22.45%)の7分の1。「最も魅力に欠ける都市」は30.1%で首位。2位は大阪で17.2%。名古屋市民が「最も魅力的に感じる都市」で選んだ都市は京都(23.7%)、東京23区(23.0%)、名古屋(15.8%)で市民自身の「名古屋愛」が不足している。他の7都市では、自分の都市を「最も魅力的」と回答する人が最多だったのと対照的。


座右の銘「勤労は美徳、休息は怠惰」が体に染みついている、愛知県生まれの愛知県育ちのカミさん。愛知県人の縮図でこの調査の結果に、まさに反映されている。「黙々と仕事をして、観光なんてどうでもええこと。来たい人に来てもりゃやええわ。」こんな雰囲気があったのではないだろうか。



まずは、ドラゴンズとグランパスが元気にならないと名古屋は盛り上がらない。名古屋城の木造化とレゴランドでどれだけ人が呼べるか疑問だ。駅前の高層ビルは「名古屋初」を競い合っているが、名古屋初でも東京にもあれば、リニアで人は呼べない。かつては総理の座を狙っていた市長さん、えりゃ〜内向きになったもんだ。


「名古屋初」どころか「日本初」「世界初」を狙わなければ、名古屋へ人はござらんぜ。