過ぎたるはなお及ばざるがごとし


テレビのニュースを見れば、台風だ、大雨だと海辺や川辺でレポーターが叫び、映し出される光景は大きく打ち寄せる波、橋の欄干まで届きそうなまで増水した川。そんな光景が脳裏の刷り込まれた年寄りには、「こりゃ大変、こんな日にはグラウンドゴルフどころではない」となる。


朝目覚めて雨は降ってない。道路も濡れてない。グラウンドゴルフの例会には大半のメンバーが集合した。脳裏に刷り込まれた光景と現実のこのギャップ。こんなことが二度三度続くと、テレビでいくら警戒、警戒といわれても「またかぁ」となる。いわゆるオオカミ少年だ。


台風は午後7時頃に浜松付近。みよしの風雨のピークは越しただろう。夕刊の一面大見出し「東海 豪雨厳戒」にもかかわらず結局、ビジネスアワーの予定である午前のグラウンドゴルフ、午後の三好ヶ丘駅西のライブハウスでのヴァイオリニスト水野慎太郎のタンゴ演奏会はともに予定通り行われともに参加した。

                               



「防災、防犯はいくら用心しても用心しすぎということはない」そんなこと、わかってはいるが頭脳が柔軟に働かないから、テレビ・ラジオの警告と現実の間のギャップに順応できないのだ。用心することには越したことはないが、過剰反応には気をつけよう。「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とはこのことだ。



いま、豊田・藤岡の緑化センターではナンバンキセルが開花している。その花の姿が南蛮人といわれたポルトガル人などの船員がくわえていたマドロスパイプに似ていることからのネーミングだ。先週土曜の「季節の花めぐり」のメインテーマだった。


草丈10〜20cm。赤紫色の美しい大きな花だが、ススキの根元でうつむいて隠れるように咲く。この花は「全寄生植物」といって、自分では養分を作らず、ススキやミョウガに居候して栄養を調達する。


※17〜19日の三連休中の誕生日の花は17日ツユクサ 18日ゲンノショウコ 19日オミナエシだった。