友人との戦略的互恵関係


昨日までとは違って、うす雲が広がり柔らかな日差しだ。風も冷ややかで、連日の夏日もどうやら遠ざかった。豊田の西端、東名高速国道153号線に挟まれた千束町と本新町にかけて広がる広大な休耕田のコスモス畑。今年も咲き始めた。


日本の大動脈、中部地方の大動脈に行き交う車の喧騒を尻目に、可憐でピンクや白、淡いワイン色など色とりどりの花の乱舞。このコスモス畑だけはメルヘンの世界のようだ。



コスモス、思いつくまま

* コスモス、英語で「宇宙」と言う意味がある。 この花と何の関係があるだろう?ネットで調べた。語源は、ギリシャ語のコスモス(=「美しい」「秩序」)に由来する。 たくさんの星や花びらが整然と並ぶ様子の美しさを称えたもの。


* コスモスだと休耕田が浮かんでくる。「秋桜」となると山口百恵が浮かんでくる。同じ花でもカタカナで表現するのと漢字で書くのでは浮かんでくるものがまるっきり違ってくる。


* この花、四方が開けた広い場所でその花の美しさが発揮できる。そして秋を満喫させてくれる。



   「新婚の 熱さめ今は 氷点下」

この川柳、カミさん孝行を自他共に認める友人I君が、先日のブログでこんなことをカキコしていた。彼のカミさん、NHKの”ぼやき川柳”お題が「熱」に投書したが、もし入選して名前でも発表されたら、皆に会わす顔がない。 と


そこで、小生すぐ「返歌」ができるほどの素養もないので、こうコメントをしておいた。おまえさんとこの夫婦は「中国のエネルギー事情」だ。心は、いくら燃料を使って熱を上げても熱効率が悪い。 と


オトコが単純すぎて、オンナがクールすぎるのか、そんなことはどうでもよし。こんなことで一喜一憂しているのが一番平和な夫婦関係かもしれない。                                    


その彼とは、小学校から大学まで同じ学校、実家は隣同士。若い時代は、戦略的互恵関係にあった。東京での学生時代、彼はどこかのアパートに転がり込んで姉が訪ねて行っても不在ばかり。アリバイ工作にこちらは随分貢献した。あれから半世紀以上も経った。戦略的互恵関係をもう解消しても大丈夫。と確信した。