道東旅行と縁(えにし)の糸


10数年ぶりの北海道だった。こんな時期に行くのはもちろん初めてだ。今回行った道東網走では例年より早い今月の20日に初雪だったそうだ。旅行最終日の土曜の朝、層雲峡温泉では5.6cmの積雪。気温3度。セントレアに着いたら気温23度。えらい時に行ったものだ。


千歳空港から一路東に進み1泊目が帯広の北の十勝川温泉、2泊目が弟子屈(てしかが)町の川湯温泉、3泊目が上川町の層雲峡温泉。全行程800kmのコースだった。こんな時期ならではのいいこともあれば、アンラッキーなこともあった。


ツアー客も27名だけでバスはひとり掛け、どこの観光地もほとんど客がいなくて、その点は楽だった。紅葉と樹氷が同時に見られた。この時期だと天気がよくても、風が強くて船が欠航になることが多く、知床半島を船でめぐる予定は取りやめになってしまった。



日曜の夜のニュースを見ていて、竹内まりやの「縁(えにし)の糸」を感じさせるニュースがふたつあった。ひとつは、女子スキージャンプ高梨沙羅ちゃんがNHK杯で優勝し健在ぶりをアピールしていた。その沙羅ちゃんの実家は3泊目の宿泊地、層雲峡温泉朝陽リゾートホテルの真向かいにあるコンビニ。


おかあさんが店にでていることが多いそうだ。朝、早起きして散歩がてら立ち寄るつもりでいたところ、写真にあるような雪で行くのを断念。



もうひとつは、きのうの日曜北海道は冷え込んで弟子屈町川湯ではー2.8度だったことをやっていた。その弟子屈町川湯温泉は2泊目の宿泊地だった。金曜の朝6時から町の中を散歩した。そんな寒さは感じなかった。街を流れる温泉川からは湯けむりが立ち上り両岸の木々は紅葉、黄葉で一服の絵を見るような景色で印象的だ。


温泉街から歩いて行ける距離に硫黄山があり、硫黄で黄色く変色した山肌のあちこちから煙が立ち上っている。川湯温泉のニュースといい、高梨沙羅ちゃんのニュースといい、つい2.3日前に関わったところだ。どちらも温泉でホットなことだ。竹内まりやが唄うように何かの縁(えにし)で結ばれている。


クールな奴はそれがどうしたというのだ? というだろう。クマさんはその不思議な縁が楽しいのだ。