あばたもえくぼ


12月の声を聞くと、日差しに温もりがあっても風が冷たい。師走らしい天気だ。庭の山茶花もこのところ急に花の数がが増えてきた。ウォーキング仲間から「山茶花と椿の見分けがつかない」との声をよく聞く。そこで、一番簡単な見分け方を伝授する。山茶花は花びらが1枚ずつ散る。椿は花ごと落ちると。山茶花の色は白、紅、ピンクで濃淡さまざまだ。


きのうのクマさんの日記のカストロの死去をめぐる中日新聞の報道ぶりについて皮肉をこめてカキコした。彼の評価は「独裁者」か「英雄」かで分かれるところで絶対的な評価というか真実なるものはないというのが当然だろう。 



ところが、絶対に真実があっても判断がわかれる裁判の世界の裏側には魑魅魍魎(ちっもうりょう=化けものがうごめくこと)伏魔殿があるようだ。 先日名古屋高裁で出された美濃加茂市長の逆転有罪犯罪について多治見の仲間のブログで弁護士のM君が解説していた。断片的だが主要部分の抜粋。


市長は、断じて“やってない“なら・・・もっと 怒るべきである!私は、かねてから、逮捕と同時に、業者を『名誉毀損罪』で告訴し、損害賠償1000万の支払いを求める民事裁判をなぜおこさんのか?おこせぬ弱みがあるのか? と言ってきた。民事裁判を起こせば・・・二人のつきあいの全容が明らかになる。


 現代の警察は「市長の収賄」をでっち上げるほどの能力、度胸はない。業者が「30万円はでっち上げだった」と言えば、署長以下の首が飛ぶ。そんな危険を犯すことは、まず考えられない。事件でっちあげを共謀するほど、検察は腐っていない。



上告しても最高裁では99%とおりません。上告は延命のマヤカシです。美濃加茂は、人がよすぎて市長にいまだ人気がある。 今、市長を糾弾すると、その市会議員は来年の選挙で票が入らない。だから“物言えば唇寒し”で、最高裁で却下されるまでは、だれも正論が言えない!そんな議員ばかりである。


90%以上の裁判官というのは、法律はよおく知っておるのですが社会の人々とつきあわない無菌培養の中で生活をしています。だから、書物での知識は豊富にありますが・・・生きた『人間を見ぬく目』はありません(男が美人にだまされるのと同じですね)この村山裁判長は、違いがわかる男のようです。


白内障の手術をして世界がまるっきり明るくなったと喜んでいた人がいた。その代りに、「あばたもえくぼ」と惚れた彼女のえくぼがあばたに見えてげんなりだと云っていた。ことほどさよう。世の中裏も表もあんまり見えすぎるとげんなりすることもあるもんだ。