餅つき大会 岡目八目


穏やかな晴天続きのあとのきのうの夕方からの雨。朝にはその雨もあがり青空の週明け月曜だ。12月5日の誕生日の花はツワブキラジオ深夜便が伝えていた。ウォーキングの道すがらのお宅の庭で咲いていた。美しい黄色の花だ。(写真左下)葉はフキに似ている。名前は”つや”のある葉から ”つやぶき”。それが変化して「ツワブキ」になったという。


きのうの日曜は地域恒例の収穫感謝祭。地域で借りた田んぼから収穫したもち米での餅つき大会だ。つい先だって、滋賀県だったかどこかでの餅つき大会で食中毒が発生。自治体から餅つき大会の自粛勧告が出て物議を醸した矢先だ。


主催者側は、かつてないような気の使い方だった。参加者は入場の際全員手の消毒。作業する者は、専用手袋着用。ついた餅をまるめるのは今年から手作業でなく、専用の機械の使用。万一の事故に備えて、地域在住の医師が会場に常駐などといった気の使いようで、大過なく終わった。



何かコトが起きて過剰反応でお役所仕事の事なかれ主義。そんな流れに流されることなく、コトが起きないようにすべき万全の体制をとって敢然と実行すること決めた執行部のみなさんに拍手をおくりたい。


この大会には昔から地域の役員だけでなく、老人会をはじめとする地域の各種団体や中学生のボランティアがかなりの人数いた。そのことで、こんなことがささやかれているのを耳にした。「ボランティアをすると内申書の成績が上がるからと言ってする子が大半みたい。本当なら、ボランティアは見返りを期待しない行為のはずなのに・・・」



そこで思った。見返りを期待しないで「心」からボランティアをするならばそれがベスト。たとえ内申書のためにはじめたボランティアであったとしても、これがきっかけで「人のために役立つ喜び」が身につくならベターとしよう。これから世の中を担う若者には「見返りを期待してもいいから」、つまりベターでいいからどんどんボランティアに参加して欲しいと思う。物事、いきなりベストとはなかなか行かないもの。ベターからはじめてベストを目指すことだ。                                                


「岡目八目」というように、大会運営の渦中から一歩引いた立場のボランティアからは冷めた目で物事が見えてくる。