思いつくままに


車のウィンドウガラスに夜露がぐっしょりの季節となった。これが、凍らないだけまだましだ。日中は青空が広がり、日差しに温もりが感じられた一日だ。この日差しを受けて庭の花壇のリナリアやノースポールが賑やかになってきた。


思いつくままに・・・

●きょう12月8日は日米開戦記念日。8月15日の終戦記念日前後には「なぜこんなバカげた戦をしたのか」と一億総懺悔(ざんげ)的なキャンペーンが展開されるのが恒例となっている。その割にには、この開戦記念日前後に「なぜこんなバカげた戦を始めたか」的なキャンペーンが繰り広げられないのが不思議な気がする。現代史を学ぶことは大切だ。


●安倍首相が現職としては初めて真珠湾を訪れるという。謝罪ではなくて慰霊が目的ということは当然だ。またオバマ大統領の広島訪問の返礼でもないことを強調しているようだが、それも当然のことだと思う。一般市民を無差別に攻撃した原爆投下と、軍事施設を奇襲した真珠湾攻撃。これを道義的に同列に扱うことは、あってはならないことだ。



●先日JR北海道留萌線が経営難で廃止が決まり、さよなら運転の模様をテレビでやっていた。かと思えば、そのさよなら運転の前後だったと思うが、JR東日本の豪華寝台列車トランスイート四季島」のお披露目の模様が新聞に載っていた。JR西日本の同列車「トワイライト瑞風(みずかぜ)」と併せて来年から運行を始めるという。


料金はどちらも1人当たり最低30万円前後という。この価格でも豊かなシニア層の需要は大いに期待できるという。鉄道の魅力が再発見されつつあるからこその設定だろう。かたや日常とは無縁の豪華列車が次々と運行開始して行く中、一方では地域の足は次々と消えてゆく。富む者はますます心の豊かさを享受し、貧しき者はますます不便さを強いられてゆく。ここにも「格差」の拡大が垣間見られる。