24時間営業の曲がり角


予報では傘マークがついていたのに、朝から穏やかな晴天の冬至。調べると、日の出が6時56分、日没が16時43分だ。1月10日にもなると、日没が17時になる。きょうが短い昼間の底、折り返し点と思えば心も浮き立ってくる。



けさのラジオ深夜便、不覚にも肝心な所を聞き逃してしまった。目覚めた時、「きょう12月21日の誕生日の花はケヤキでした。きょう誕生日のみなさんおめでとうございました」と最後の締めくくりだった。ケヤキに関するコメントを聞き逃してしまったのだ。
                                        

ケヤキの花なんて見たことがない。推測すると、秋の紅葉がきれいで、落葉した後の放射状に広がる独特の樹形が目立つので花や実が目立たなくとも選ばれたのではないだろうか。500坪ほどあるわれらが家庭菜園のシンボルツリーともいえる高さ10m近いケヤキの木の写真だ。いま、紅葉(正確に言えば褐葉)の盛りで朝日に輝く様は実に美しい。正月頃までには落葉して独特の放射状の樹形にすっかり変わる。(写真はすべて昨年撮影したもの)



多治見の幼友達の会のメンバーの一人が2軒のコンビニのオーナーになっている。先月、多治見で彼との茶飲み話で最近は店員が集まらなくて穴埋めに入ることが多くなって旅行も落ち着いて行けないとぼやいていた。そういえば、外食産業で24時間営業を取りやめる動きが新聞の経済面に相次いで出ている。


思えば、朝7時から夜11時まで営業するコンビニ、セブンイレブンが上陸したときには画期的だと驚いたものだが、今では24時間営業が当たり前になり店名にだけ名残がある。つい、2.3年前には東京都知事が地下鉄を24時間営業にすると意気込んでいた。



こうした現象をどう見たらいいのだろうか?働き手が集まらない一方、客も若者層が減り高齢者が増えたため、深夜より朝から午前中にかけての方にウェイトをかけるべき時間帯になった。そうした変化が重なった結果だろうか。


労働力人口が減って、非生産人口ばかりが増える世界。2030何年のわれわれがこの世にいない時代のことだと思っていたが、じわじわと近づいてきて現実味を帯びてきたということだろう。