防犯1丁目1番地


冬型気圧配置の日が続く。今回は山陰地方や滋賀県方面が大雪のようだ。太平洋側では「光の春」の兆しさえ感じられる。玄関に飾られた花からそんな感じが漂ってくる。


先週金曜のウォーキングの際の出来事だ。ごみの収集袋ほどの大きさの布袋に何かが一杯詰められて車道上に放置されていた。5.6kgの重さがあった。歩道の隅に片付けた。そして、クマさん偉そうにこんなことを同行のご近所さんに話した。



1個のポイ捨てが多くの不法投棄を招く。1台の自転車の放置がさらなる放置自転車を呼ぶ。そのままにしておくと「何をしてもいいんだな」という無秩序な雰囲気が生まれ犯罪が起きやすくなる。街を清潔にすることと、町内で出会う人同士の挨拶が犯罪抑止の1丁目1番地だ。と。



ウォーキング解散後、メンバーのうちのふたりがあのような話を聞いたからとそのごみの袋を車で取りに行って処分したことがきのうのウォーキングのとき報告があった。そこで、クマさんはたとひらめいた。今度の防犯広報紙の記事はこれだ。と。


約1千所帯、3千人弱の人が暮らす我が町。昨年28年は6件の犯罪被害があった。統計を取りはじめた平成16年から13年間で最少の件数だった。ピークは平成23年で34件もあった。その23年から毎月、27年からは年4回の広報紙を各戸に配布している。今年に入って最初の2月号にはどんな記事にしようかと思案している矢先でのごみのポイ捨てとご近所さんたちの片づけ事件だった。