ゲーミフィケーション


名古屋への出張が月2回ある。きのうのような厳しい寒さの中でも家から駅までの約3km4300歩を歩く。そして、早めに家を出て駅前の地下街を20分くらい歩く。なぜ、こんなことをするか?運動のためは勿論だが、歩数を稼ぎたいからだ。かくして、1日7〜8時間座り通しの日でも8千数百歩を稼いでいる。


5年前老人会のレギュラーメンバー50〜60人で「歩いて地球を一周しよう」というイベントがあった。メンバーそれぞれが、1ヶ月何歩歩いたかを報告し、毎月の例会日に全員の集計した距離で先月までに1周4万キロの到達度がロープで示されるのでみんながその気になった。


目標は地球一周の4万km。ねらいは、目標に向かってみんなで楽しみながら健康づくりをすることである。みんなで参加することで三日坊主になりにくい。1年かかる予定でいたのが、10ヶ月足らずで達成した。去年も同じイベントをしたが、メンバーが高齢化したせいか参加者も少なく4万km到達に1年以上かかった。



2回にわたるイベントのおかげで、5年間毎日歩数をパソコンにインプットすることが日課になってしまった。各年月ごとに各日累計が出ているので2月の8日までの累計では今年は過去5年間で一番劣っているとか良いとかと一喜一憂している。そんなことが、厳しい寒さの日でも駅まで歩かせているのだ。


子供の頃、大人が押してくれるハンコが出席カードに並んでゆく。それが楽しみでラジオ体操に通った。これが、「歩いて地球を・・・」の原点だ。ゲーム感覚の楽しさが人を動かす。こうしたゲームならではの楽しさを販売促進や人事管理、社会問題の解決などに転用するゲーミフィケーション(ゲーム化)が注目を集めているそうだ。マイレージやポイント制が一例だ。日経新聞デジタル版に出ていた。