春一番


1週前の週末土曜は「春の雪」、この週末はこの地方でこそ吹かなかったが関東・北陸・四国では「春一番」が吹いた。春はもうそこまでやってきた。春一番といえば春の風物詩「野焼き」。日本一の野焼き、山口県秋吉台の「山焼き」の様子を日曜のニュースで伝えていた。三好丘の田園地帯でも、好天に恵まれ消防車監視のもと、野一帯が煙に包まれていた。


19日土曜は暦の上では二十四節気の「雨水」(うすい)。雪が雨になり、融けた雪が土を潤すときだ。水ぬるむ季節だ。水がぬるんだせいでもないと思うが、四つ池ではこのところカモの遊ぶ姿が目につくようになった。「野焼き」といい、池に遊ぶカモの姿といい、真っ青の青空と純白に映える白梅といい、特別に「春探し」をするまでもなく、ウォーキングをしていたら、自然と向こうから春が飛び込んでくる。


春一番 ♪ 雪が溶けて川になって流れてきます / つくしの子がはずかしげに顔をだします / もうすぐ春ですね
キャンディーズがうたっていた。何年前のことだったろうか? ♪ そんな時代もあったね  と中島みゆき



新聞によると、春一番は、立春から春分までの間に南寄りの強い風が吹き、気温が上昇した場合に発表される。17日は日本海側の低気圧から延びた前線に向かって南から暖かい空気が流れ込み、各地で気温が上昇。関東や北陸や四国、九州南部・奄美でも春一番が吹いた。とのことだ。


なんで、「名古屋飛ばしや?」名古屋だけ春が来るのが遅いのか?どうも、年寄りはひがみっぽい。なんでや、気象台に聞いてやるから、ちょっと待っとらっせ。名古屋気象台いわく。「この地区は、日本海低気圧に吹き込む南寄りの風が紀伊山地などにブロックされて、春一番に相当する風がほとんど吹かないため昔から発表していない」とさ。