「そこのけ、そこのけお馬が通る」


花粉情報が出るようになったと思ったら、また冬型の天気に逆戻り。今が「うらららかな春」への生みの苦しみのときだろうか。2月21日今日の誕生日の花は、ミツマタラジオ深夜便は伝える。この花は毎年3月に入ってから緑化センターの斜面で見かける。紅色の花が咲くアカバミツマタは3月下旬にあざぶの丘の遊歩道の植え込みで見かける。


黄色いミツマタも紅色のミツマタも、花は、蜂の巣がぶら下がったような形で枝が3本ずつ分岐する。これが名の由来だ。 樹皮には強い繊維があり、和紙の原料になることで有名だ。



名鉄香りバスに異論 化学物質過敏症の患者団体」きのうの朝日新聞朝刊にこんな見出しの記事があった。名鉄バスでは昨年11月から名古屋ー福岡線を皮切りに夜行バス3路線で「香りバス」を走らせている。車両の出入り口にアロマ発生器を設置しドアの開閉と同時に香りが生じる仕組みのもの。


同バスでは夜行バスの乗客にリラックスしてもらおうとはじめたものだが、「化学物質に敏感な乗客が利用できない」と患者会から公開質問状が出され再考を求められているという。その内容は「化学物質過敏症の患者ら、香料で健康被害を起こす人もいる」「夜行バスは代替手段がなく、特定の人たちが排除される」などを訴えている。



同バスは、内容を吟味して対応を検討したいとのこと。クマさんは思う。健康障がいのある方は大変お気の毒だと思う。だからといって、「そこのけ、そこのけお馬が通る」的とも思える感覚はいかがなものかと思う。もし、患者さんがこのバスを利用する際には予め申し出る。バス会社はその便に関してはアロマをストップさせることを他の利用者に納得させる。


そのような状況になったとき、健常者はそれくらいの常識を持ち合わせていると思う。患者さんの会も大仰な「公開質問状」を提出するからには、「夜行バスには代替手段がなく・・・」の件などもう少し実情を調べるべきだ。名古屋ー福岡線は名鉄バス西鉄バスの1日おきの共同運行なのだ。アロマのバスが都合が悪ければ、1日日程をずらせばいいのだ。(他の2路線も共同運行)



健常者が、患者さんからの申し出があった場合にアロマのストップを譲るように、患者さんもどうしても夜行バスで行きたいなら、アロマの装置のない西鉄バスの運行日に合わせるくらいの譲歩があってもよい。互いに譲る所は譲るといった互譲の精神があってこそ、世の中うまく回って行くのだ。


ちなみに公開質問状を提出した「化学物質過敏症あいちRe(り)の会」をネットで検索した。昨年12月に開いた交流会の案内文が載っていた。文の最後の2行をコピペすると次のとおり。


*当日は40°C以上のお湯ですすぎなおした衣服(下着も)着用でお願いします。
電磁波過敏症状の強い方の参加もあります。携帯スマホの電源は必ずお切りください。

クマさん、これ以上のコメント控えます。