事件・事故の特異日26日


春先特有の明るい日差しと冷たい風の日が続いた週末だった。2月ももう月末を迎えた。きょう27日の誕生日の花はクロッカスとラジオ深夜便は伝える。ウチの花壇に、かつては白、紫、黄と3色のクロッカスが咲いていたが、今は黄だけになってしまった。久しぶりに現役とOBが一同に集まってもらった。


             きのう26日、東京では東京マラソン。今では、まるで悪代官だったかのように報道陣に追いかけられる日々を送る石原元都知事だが、少なくともこの東京マラソンの実現は、大きな功績として挙げていい。ニューヨークシティー・マラソンなどと肩を並べる、世界のメジャー大会の一つである。


そんな華々しい東京も、81年前のこの日は重苦しい空気に包まれた日だった。昭和11年(1936)2月26日陸軍の青年将校らが起こしたクーデターで蔵相高橋是清らが暗殺された2.26事件が起きた日だったのだ。何年か前、日記のネタにと思い、ちょっと調べたことがあった。その焼き直しになるが、昭和時代からこの26日というのは忌まわしい事件・事故が起きている特異日のようだ。



昭和23年1月26日は東京豊島区の銀行で毒物殺人事件が起き未だに真相が解明されていない帝銀事件。昭和24年1月26日は法隆寺金堂の焼失。昭和34年9月26日は伊勢湾台風。1986(昭和61年)4月26日は旧ソ連(現ウクライナチェルノブイリ原発の事故。今年で31年になる。平成6年(1994)4月26日は名古屋空港中華航空機が墜落事故を起こし200数十人が命を落としている。


世の中には、理屈では解明できない運命みたいなものがあるなんていうことは、余り信じたくないが気に留めて気をつけることに越したことはない.。どうやら、穏やかに過ごすことができた今年2回目の26日。