入院中に思いついたこと


この1.2日は冬に逆戻り。きのうは、この地でも雪が舞ったとか。その7日の誕生日の花はパンジーラジオ深夜便。秋から翌春にかけて長く咲き続け、寒さに強い。この時期は花壇の主役だ。名前の由来はフランス語の「パンセ」、考えるという意味で、つぼみが下を向く形が、人が頭を垂れ物思う姿に似ているところかららしい。


心臓冠動脈の具合を検査するため1泊2日入院。結果7年前検査時より、冠動脈が狭くなった箇所が3ヶ所見つかったが、薬の服用で対応できるということでまずは、ほっ。



入院中、こんなことを考えた。北が在日米軍基地を目標としてミサイルを4発同時に仕掛けてきた。いま、自らの手で点数を稼ごうとせず、敵失ばかりを狙っているような民進党政権だったら我々はどれだけ不安になるだろうかと思うとぞっとする。


森友学園問題で今、矢面に立っている安倍さん。学園が法外な価格で国有地を払下げてもらったのは政治の介入があったのではとの疑惑だ。第三者機関である会計検査院が理論的に説明をつければそれで問題ない。という安倍さん。素人目にはそんな論議にみえる。


人種のるつぼの米国では物事を決めるには、人種に共通なものである「論理」に従うより仕方ない。これが、米国流の論理の応酬で決めるやり方。以心伝心、顔に泥を塗る、義理、貸し借り、惻隠の情(あわれみのこころ)が物をいう日本なのだ。ここは、日本なんだから、米国流一辺倒ではなかなか通らないと思う。



「会社は株主のもの」、経済理論としては論理が通っていると思う。会社の従業員にしてみれば、愛着心をもって一生懸命会社で働いているのに、「法に触れなければ何をしてもいい」と愛着心どころか、株式の値上がりばかりを狙った集団は理不尽に思えるのだ。そうした集団は社会の安定にとっては大きな不安要素なのだ。


理論的に正しいことが、日本の精神風土では必ずしも「善」とはならず「悪」になることさえあるということを何となく思い描いたが・・・。確か、そのなようなことを「武士道精神」のことを書いた本で読んだような気もする。