証人喚問と百条委員会


お彼岸ウィークに入ったこの3連休でいっきに春が来た感じだ。そしてきょう20日春分の日。きのう3月19日の誕生日の花はシダレザクララジオ深夜便。生きたシダレザクラはいくらなんでもちょっと早い。カミさんの知人の絵が豊田駅前の画廊に飾ってあるとのことできのう見に行った。なんと誕生日の花シダレザクラずばりそのものでないか。春爛漫すばらしい絵だ。


きょうは故郷多治見の母校、多治見高校の甲子園の晴れ舞台。21世紀枠出場校と伝統校の差をまざまざと見せつけられた。さすが、クマさんの出身校だ。21世紀枠出場校らしく、相手校報徳学園に21点の得点を献上する事を忘れていない。”あっぱれ”をやろう。



土曜日、地域の区の定期総会があって出席した。今年は組長のお役がまわってきたので、仕方なくの出席だ。新年度の予算案に「スタンプラリー」と「ウォークラリー」の表現の仕方でどうのこうのとしつこく質問する人がいた。誰かが、そんなことをいつまでもやっていては時間がもったいない。もっと大事なことで意見を出したらどうかとたしなめていた。この声は国政や都政に届かないのが残念だ。


地方都市の人口3千人足らずの一住民組織の会合での「くだらん質問」ならまぁ笑ってすまされることだろう。それが国政の最高決定機関である国会が、学園経営者のおっさんとその背後で暗躍しているフリージャーナリスト(とクマさんは推察する)に振り回されて証人喚問を開くことに至っている。



コトの本質である国有地の法外な値での払い下げや不可解な小学校設立認可がどこかに行ってしまった感じが否めない。都議会も然りだ。10数年以上も前の意思決定過程を今になって百条委員会とやらを休日返上で開いている。素人に云わせてもらえば、組織のガバナンスがしっかりしておれば証人喚問だの、百条委員会など不要なもののはずだ。


それが、国会も都議会もほぼ同時期に行われているということは、異常なことだ。トップの統治能力の欠如、驕り、驕りからくる脇の甘さ。これらが原因の一端になっていると思う。また、日本流の武士道精神のいうところの「あうんの呼吸」「忖度する心」「貸し、借り」などが、悪用されたり、よかれと思ってしたことが裏目に出たこともあるだろう。


証人喚問の開かれるのは23日、東京の桜の開花予想日は24日。安倍さくらは3期9年の保証付き。今年の開花予想と共に散ってしまうことは、まずあるまい。いやいや、一寸先は闇の政界のこと。何が起こるかわからない。