朝の連ドラ「ひよっこ」がいい


菜種梅雨が明けて青空が戻ったが、春先に戻った感じで風が冷たい。わが家の庭にどこからともなく桜の花びらが舞い落ちてくる。四つ池の堤の高いところに咲く満開の桜から北西の風に乗って来るだろう。桜の満開の時期に、本来なら冬に吹く北西の風とは珍しいことだ。この家に越して22年、めったにめぐり会えない庭の桜吹雪だ。


四つ池周囲の桜は色々な角度から眺めると見飽きないものだ。わが家は池の東岸の高台にある。ブログにアップする四つ池は東岸から西岸、南岸を俯瞰したものが多い。上の写真は南岸から北岸を撮ったものだ。下の写真は北側の高台の桃畑から北岸の桜並木、菜の花畑、西岸の住宅を撮ったものだ。


芭蕉は「さまざまな こと思い出す 桜かな」と詠んだ。「奥深し 見方さまざま 桜かな」クマ


きょう4月12日の誕生日の花は「シャガ」とラジオ深夜便。豊田藤岡の緑化センタ―本館裏の薄暗いような林間で群生して周囲を明るく彩らせていることだろう。これから5月にかけてが見頃だ。別名「胡蝶花」



NHK朝の連ドラ「ひよっこ」が始まった。まだ、第2週目だから何とも言えないが、少なくとも前作の「べっぴんさん」よりはうんと期待が持てる。第一にテーマソングの桑田佳祐の歌が軽快でいい。一日の始まりにもってこいの歌だ。第二に時代設定がいい。1964年の東京五輪を目前にした東京だ。                          


自分の70数年の人生のうちのたった4年だったが、中身の濃い4年を東京で過ごしたのと重なり懐かしく興味深い。桑田佳祐の歌のバックに描かれているのが、有楽町日劇と銀座服部時計店の時計塔。毎朝、軽快な歌とこの絵に接するだけでもうれしい。



まだ2週目のことでこの先の展開はわからないが、これまで見た限りでは「家族愛」「郷土愛」がうまく描かれている。「愛国心」というとアレルギーのある人もあるから、あえて「祖国愛」といっておこう。この祖国愛の源は「家族愛であり郷土愛であると思う。へたな道徳教育よりこのドラマの方が説得力があるように思える。



ドラマの先の展開を半年後まで待てず、「あらすじ」を先読みした。時代設定は1964年の東京五輪前後。場所は茨城県の奥茨城村。ヒロイン・みね子が、出稼ぎのために東京へ行った父の行方不明をきっかけとして、父を探すべく集団就職で上京し、働きながら父を探す。洋食屋で働きながら、様々な試練を乗り越えて成長していくみね子の姿を描くドラマ。期待大だ。