北の脅威


ほとんど1週間ぶりの明るい青空だ。これでこそ、野山の景色も人々の気持ちも「うららか」と云えよう。桜公園グランドの周囲は桜並木に雪柳の土手、頭上ではウグイスの囀り、元気にグラウンドゴルフに打ち興じられることが、至福のときだ。


おとといのブログ発表からきのうの記者会見、メディアは浅田真央ちゃん一色の感だった。演技中の厚化粧より、きのうの記者会見での薄化粧の方が魅力的だった。会見もさわやかだった。五輪で金メダルがなくても、国民栄誉賞の声がかかる。それほどの存在だったのだ。お疲れさん。


この一日二日メディアで北朝鮮の核やミサイルの脅威について具体的に取り上げるようになった。ようやくメディアも目が覚めて動き出したか。の感が否めない、北朝鮮に対する危機意識の薄さだ。政治家やメディアは一般国民の危機感を煽ってはよくないとでも思って、あえて静かにしていたのだろうか?
                  

天災の危機感を煽るのは正義で核やミサイルの危機を煽るのは、戦争をやりたい政治家やメディアだと国民からレッテルを貼られるのを避けてのことかもしれない。こんな時期に国会がいつまでも「森友」にふりまわされていること自体、国会議員が国民の生命財産のことを考えているのかと心配になる。



先月の初めに北朝鮮が、在日米軍基地を標的にした「訓練」と称して打ち上げた弾道ミサイル発射は我々の生命にかかわる問題だ。先般の米中首脳会談を前に新たに弾道ミサイルも発射された。何年もだらだらと「6ケ国協議」や国連安保理での「制裁決議」でお茶を濁しているだけでは、北朝鮮の思うつぼで北の核開発やミサイルの技術はどんどん進んでいる。


素人にはこの先北朝鮮はどうなるか、予測はつかない。日本の危機は間違いなく増している。秋田県では北朝鮮ミサイルに対する住民避難訓練をしている。先日テレビで見た。法案採決で「審議を尽くしていない」と叫びながら、プラカードを持った野党議員が委員長席に詰め寄る、いつもの風景を繰り返している国会議員、その政治家たちと同じレベルに立って論調をしているマスメディア。しっかりしてよ。