モミジの花


うららかな日が続く。きょうは最高気温が23度までいった。けさのラジオのお天気姉さんが云っていた。きのう大分と仙台で桜の満開宣言。例年だと南から北へと北上する桜前線のはずだが、今週末は東北から九州まで同時にお花見サンデーになる。こんなことは観測史上はじめてだと。


ここ、三好丘の四つ池でも例年4月も中旬になると、ソメイヨシノは葉桜になり八重桜が見頃だ。今年は池の周囲を見回してもどこもまだまだ見頃。八重桜はまだ蕾だ。

モミジ、カエデといえば紅葉しかイメージされないが、「ワシにも当然、花も実もあるでよぉ」と主張している。現役時代にはその主張を聞き入れてやる余裕もなかった。というより関心がなかった。
              


リタイヤーして、「季節の花めぐり」に参加するうちに関心を持つようになり、ようやく耳を傾けてやるゆとりも出てきた。幸いなことに、木の下からでは花が小さくて観察できないが、木が大きく育ちウッドデッキの高さを超すほどになりデッキから観察できるようになった。


1cmにも満たないような花が日当たりのよい高いところで点々と咲いている。蕾のものが無数ある。この先、新緑が濃さを増しチョコレート色の花が無数に咲き出すと花の存在感が増すことだろう。しかし、余りにも小さいので花だと気づかれずに終わってしまうだろうな。


花が終わると、竹とんぼのような羽根状の茎元二つのふくらみの中にモミジの種(実)ができる。竹とんぼのような羽の付いたのもみじの種は、風に乗り、遠くへ飛んで行けるようにうまく出来ている。左の写真は4年前の9月の日記にアップしたもの。


種(しゅ)を絶やさないための自然界の営みにも、大分と仙台で同時に桜の満開にも、ただ驚き入るばかりだ。