中国から見た日本の運動会


日中は薄雲がかかる程度でおおむね晴れ。夕方からは雲が厚くなる。からっとした天気だ。5月16日の誕生日の花はバラとラジオ深夜便。バラはど大物の花となるとパーソナリティーもあれこれとコメントしない。あえて、クマさんが付け加えるとしたら、育てるにしても、漢字で書き表すにしてもなんと手間のかかる花だろう。薔薇は。


今、あちこちで運動会をやっている。我々の世代では、運動会は秋というのが常識で、この時期にするというのには違和感がある。昼飯を食べに来ていた、中学生の孫の母親である次女がいう秋運動会の理由はこうだ。練習が9月で熱中症が心配。秋に集中する行事の分散。中学では受験時期との関係。らしい。これも時代の流れか。



この「運動会」に中国メディアが注目して掲載した記事がメルマガに載っていた。中国の小学校では運動競技があっても能力の高い生徒を選抜して行うことが多いため、日本のようにすべての生徒が参加して「団体競技」が多く行われる運動会には驚きを感じるようだ。


記事では、日本の運動会はチームで取り組むことによって生まれる力と、集団における協調の精神を学ぶ場になっていることを紹介している。また、徒競走では走るのが遅い生徒がいても、走り切ることができれば、すべての人が大きな拍手を送ると伝えている。


ほかにも記事は、団体競技を生徒たちが一緒になって行うことのない中国に対して、日本の「組体操」や「騎馬戦」を紹介している。運動会という場を通じて日本人は「子どもの頃から協調性や自主性を、団体行動の精神を学んでいる」と指摘。「団体行動や協調することに苦手な中国人はこのままでは、再び日本に打ちまかされる日がやってくる」と警戒心を示している。


子供の頃から協調性やら自主性を意識して運動会をやっているわけでもないが、傍から見るとそう映ると云われれば、確かにそれはいえる。リオ五輪男子400mリレー日本の銀メダルがそうだ。100m10秒を切る者は一人としていない。400mリレーでは37秒60だ。スポーツの分野だけでなく、世の中のあらゆる分野で、日本人はもっと自信を持っていいと思う。