田芭子

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土曜は青空、日曜は薄曇りから本格的な曇りに。週明けのきょうは晴れたり曇ったりで蒸し暑い。そういえば、7日の金曜は二十四節気の「小暑」だった。そろそろ梅雨も明け、本格的な夏を迎える合図だ。毎年この頃ウォーキング途上の農家の庭先でハスが咲く頃だが、2年位前に蓮池にアパートが建って見られなくなってしまった。だんだんと都市化が進む。


週末土曜7月8日の誕生日の花はグラジオラスだった。春に球根を植えて今がちょうど開花時期だ。長い穂先に、上から下までズラッと花を咲かせる。花の色は写真にあるもののほかに白、黄、橙などがあるようだ。花は片側だけにつくものが多い。別名「唐菖蒲(とうしょうぶ)」、 「オランダ菖蒲」ともいわれる。



先週の木曜、金曜は多治見の仲間I君の孫のプール事故に係る訴訟とそれに関わった仲間の弁護士M君の投稿ブログを思い出してカキコした。ついでながら思い出したのがI君のメールとそれに対する、クマさんの返信だ。4.5年前のこと。彼が、数人の仲間にみなさんなら、どういう返事をするかとの問いかけだった。


作家稼業をしている彼の友人から彼宛のメールだつた。「50年間、人生の喜びと悲しみを共にしてきた彼女と、調停や裁判の世話になることなしに6月3日、きっぱり別れました。嫌いで別れたわけではなく、むしろ深く愛していたにもかかわらず別れただけに、苦しみは想像以上で仕事は全く手につかず、毎日虚脱状態で過ごしています。彼女の名前ですか。田芭子です。田芭子と別れて改めて分かりましたが、老生のしょうもない小説の99%は田芭子が書かせてくれたものです。(後略)」



自分だったら、こう返信するとカキコ。「小生も3年ほど前に別れました。しかし、別れた後は貴兄ほどストイックな生き方はしておりません。 パーティーに出席した折に あちらの多葉子、こちらのケム子、はたまた碧眼のシガーなどつまみ食いをしています。


つまみ食いは蜜の味です。あまり深刻にならず、たまには蜜の味を味わってください。貴兄は年金生活者と違ってつまみ食いも取材経費で落とせるからいいじゃないですか。」と。


※このメールが縁で作家高橋和島を知り、彼の著書「竹中半兵衛」(学研文庫)、「もぐら同心姫道中」(廣済堂文庫)を買って読んだ。