やらされるから辛い


「梅雨明け宣言」を待ち構えていたように、朝から「セミしぐれ」だ。ラジオ深夜便のきょう7月20日の誕生日の花は「ノウゼンカズラ」の声を聞けばいやが上にも本格的な夏の到来を感じる。ノウゼンカズラがあの花の色で、密集して咲いている様は、何と暑苦しいことか。



燃え盛る火のような色のハイビスカスの色、まるで「炎」という字の原形ではないかと思われるグローリオサ。家庭の庭で、野や畑で四季折々に景色を彩り咲き競う花々などは、こうして人の心が投影されているようにさえ思える。


今月の7日、梅雨の中休みの真夏日に市長杯争奪のグラウンドゴルフ大会があった。出場者およそ300人。来週26日には市内北部地区の大会がある。出場者およそ100人の予定。グラウンドゴルフを始めて約10年になるが、毎年この時期にこのふたつの大会がある。熱中症で倒れた人はひとりもいない。そんな記憶だ。



この競技が好きで「自らの意志」で集まった人達ばかり、「押し付けでやらされている」人は一人もいない。だから、暑いと文句を云う者も、熱中症にかかる者も一人もいない。といえるだろう。


相田みつを流に云えば
 
  「やってみるから 楽しい。  やらされるから辛い。

     楽しいから 物事スムーズに運ぶ。 辛いから トラブルが待っている。」


腰の曲がったような人が元気よくプレイしているのをみて、そんなことを思った。