EV車が世界の潮流になりつつある


今週は週末金曜になって、初めて傘の心配なしで外出できる日となった。それでも、雲の多い蒸し暑い日だ。雨が降ると云っても、通り雨みたいなことが多く農作物にとっては、焼け石に水より多少はましといった程度だ。家庭菜園での作物の収穫と水遣りは日課だ。


家庭菜園に出かけてみると、日記の”絵”になるような作物も時には見当たるものだ。畑には不似合いな南国的イメージのダリアが咲いている。数万種ともいわれる多彩な品種があるそうだ。橙(だいだい)色のホオズキがひときわ目立っている。
 

6月ごろに花が咲いた後に六角状の萼(がく)の部分が発達して果実を包み袋状になり、熟すとオレンジ色になる。この実の中に、 外側と同じオレンジ色の球形の”ほんとの実”がある。この実の中身を楊子などで掻き出して皮だけにしたものを口にして鳴らすことができる。子どもの頃、姉がこれで遊んでいたことが思い出される。



軽自動車のスバル360の中古車を買って、あこがれのオーナードライバーになったのは今から半世紀前のことだ。石油危機が起きる7.8年前のことであり、ましてや大気汚染のことなど予想だにしてなかった。時は移ろい半世紀。きのう、おとといの新聞記事でクルマの常識を変え、石油文化に転換をもたらすかもしれない予兆を感じた。


おととい26日の中日一面。トヨタは19年に中国で電気自動車(EV)の量産を開始。20年の東京五輪に提供するEVを原型として22年から量産しEVの国内販売を開始する。また究極のエコカーとして燃料電池車(FCV)も五輪を機に開発と普及を加速させる。こんな内容だった。



きのう27日の中日総合面。フランスに続き英国も40年までにガソリン車やディーゼル車の販売を禁止する。日本メーカーが得意とするハイブリッド車(HV)も禁止になる可能性が強い。といった内容だった。


先頭を切って発表したフランスの場合、地球温暖化対策のための「パリ協定」から脱退を表明する米国に向けてのけん制の匂いがしないでもないが、エネルギー政策を揺るがすこの壮大なテーマの行方をクマさんの目の黒いうちに見届けられるだろうか?