土曜のつぶやき


昨夜の雷鳴はすごかった。テレビや電話より真っ先にパソコンのコンセントを抜いた。7.8年前の落雷で電気器具が全部被害に遭った経験があるからだ。テレビも電話もパソコンも火災保険で補償されたが、パソコンの中のデータだけはいかんともしがたく、泣き寝入りだった。昨夜はそこまで大事に至らずほっとした。


雷鳴とどろく夜が明け、けさは久しぶりの真夏の青空だ。きょうの誕生日の花は「ナス」の花とラジオ深夜便。この時季、家庭菜園で目立つ花といえば「オクラ」と「ナス」だろう。鮮やかな黄色でよく目立つオクラに対してナスは地味な紫色でしかもうつむき加減に咲いて控えめだ。



来週の月・火は日記のお休み。きょう土曜日に今週の1週間をふりかえって「土曜日のつぶやき」のカキコとした。

● 「鎮魂の月」
終戦記念日とお盆を中心としたお盆ウィークは、天候こそ不安定な日ばかりだったが、昨年、一昨年と比べ「鎮魂の月」にふさわしい週ではなかったかと思う。一昨年は70年安保の年で「戦争法案」反対のキャンペーンをはるメディア、戦後70年目の節目の年の安倍談話などで、「戦争と平和論議のやかましいお盆ウィークの印象だった。


昨年はリオ五輪の真っ最中。それにひきかえ、今年は「八月や六日九日十五日」と6日の広島原爆の日、9日の長崎原爆の日、そして15日の終戦記念日を思い起こし、子供のころはただ「夏休み」としか思っていなかった8月が静かに「鎮魂の月」と思いを寄せるような世情になったということではないだろうか。




●  ビキニの水着
このお盆ウィーク、海やプールといったレジャー施設が悪天候で閑古鳥が鳴いているとメディアが伝えている。そんな中で「ビキニの水着」という表現が何のこだわりもなく使われている。政治家の発言には重箱の隅をつつくように神経を使っているメディアだが、この表現には無頓着でいるのが気にかかる。


ビキニの語源が核兵器実験場のビキニ環礁に由来することは間違いない。そうだとすれば、われわれが日常的に使っている「ビキニの水着」という表現はずいぶん無神経な言葉ではないのか。核の被害に遭った日本人が軽々しく使うべき言葉ではないはずだ。すでに「セパレート」という表現があるのだから、わざわざ「ビキニ」と言わなければならない必要はない。かつてトルコ人青年の要請で「トルコ風呂」という言葉は使われなくなった。そんなことだってある。だから、なんとかすべきじゃないかなぁ。