夏の午後の小粋な100円ジャズライブ


8月もきょうで終わり。暦に呼応するかのように、この時期になると、日の出前のウォーキングでは長袖のTシャツがほしくなるほどの涼しさだ。


先だっての日曜の午後、豊田のホテルフォレスタのチャペルで「夏の午後の小粋なジャズ」コンサートがあった。いまどき100円の入場料でナマジャズが聴けるなんて嬉しいじゃないか。学生時代ハワイアンバンドでアルバイトをしていた麻雀仲間と行った。


出演者は豊田出身で名古屋芸大ピアノ科卒のジャズピアニスト、ヴォーカリストの矢頭奈穂。名古屋を拠点にジャズクラブでの演奏をはじめ、コンサート、ディナーショーなどで活躍しているそうだ。ジャズのスタンダード曲をピアノを弾きながら歌った。「星に願いを」「Moon Liver」「Summertime」など。



ジャズは好きだが、とても造詣が深いなどとは云えたものではないクマさん。日本人の歌い手のエンターテイナー性は別にして、巧拙はRとLの発音で判断している。そんな程度だ。同行のEさんとふたりの結論は「100円払っただけだもん。これ以上注文はつけれんなぁ」だった。


こんなお値打ちコンサートにどうしてありつけたか。豊田市には中学校区ごとに生涯学習センター交流館が全部で28ある。どこの交流館にも図書館、研修室、会議室、ホールがあり、それぞれの交流館ごとの各種講座や自主企画行事がある。このコンサートは松平交流館の企画行事、定期的に開かれている松平サロンコンサートの出張コンサート版だったようだ。



この日は同じ校区内にあるホテルフォレスタを会場にして開いている同交流館のサマーフェスタの行事のひとつだった。アンチエイジングをめざした美と健康フェスタが中心で販売コーナー、体験コーナーといろいろあった。協賛業者が名前を連ね、松平高校の生徒がコンサートの司会をしていた。だから、100円なのだ。


このコンサートがあるのをどうやって知ったかって?家の近くにある逢妻交流館で習い事をしているカミさんが交流館にこんなチラシがあった。100円のジャズライブだよ。といってチラシを持ってきただけのこと。真夏の午後、ひんやりとしたチャペルで小粋なジャズライブだった。椅子が少々硬かったが・・・。