矢並湿地の植物


この時期に、こんなにも好天が続き、真夏日ないしそれに近い陽気が続いて天変地異が起こるのではないか、あるいは北のミサイルが飛んで来るのではと心配になるほどだ。日中は、今年はもう縁が切れたと思っていたエアコンの世話になった。


先日訪れた矢並湿地、年間を通じて数日しか一般公開してないことと、地元保存会の尽力もあって自然のままの状態で多種類の湿地植物が育っている。秋の目玉は何と言っても、シラタマホシクサミカワシオガマで、これらは先日の日記にカキコした。きょうは、それら以外の湿地植物を書き留めておくことにした。


● サワヒヨドリ

湿原の周辺や山間の湿田周辺、やや湿った草原などに生育する。茎は直立し、高さ50cm前後。花は8月から10月にかけて咲き、淡いブラウン。秋の七草フジバカマに似た花。自生のフジバカマは東海地方ではほゞ絶滅とのことだ。


● キセルアザミ  ● スズカアザミ
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アザミはキク科アザミ属。日本に100種以上の種類があるといわれる。葉や花にトゲがあるのが特徴。キセルアザミは9〜10月に北海道以外の湿原で多く見られる。キセルのように下向きに花をつけ、成長が終わると上向きになるのが特徴。写真は成長の終わった段階のようだ。スズカアザミは東海地方から鈴鹿山脈の山野に分布。9〜11月に花が咲く。


● ツリガネニンジン

キキョウ科ツリガネニンジン属。秋に山野に咲く。花の形が「釣鐘」形で白く太い根がニンジンに似ているところからのネーミング。


● ワレモコウ















バラ科ワレモコウ属。高原に生育。秋に茎を伸ばし、その先に穂状の可憐な花をつける。どんな風に花がつくのか、ネットで調べた。